優先順位問題とかを考えてる

  • けんかしなくていい人達がけんかしているのは見ていて忍びないな。
  • 「この部分は同意できる。この部分は同意できない」
  • 同意できない部分を議論して、どうして同意できないかを把握することに努力するという方向もある。でも、同意できない部分はとりあえずおいておいて、他の事をするという選択肢もある。
  • 問題を放置しておくと、酷い問題に変化することもあるし、問題が消失することもある。
  • 結果として、みんなの利益になると良いと思うけど。
  • 相手がどうでもいいと思っていることで議論なんて出来ない。
  • ある種の信頼関係みたいなものがあるから議論は成立する。(相手は同じ言語を使って、日常生活を送ることが出来ている、等。もっと高度なものもあるけど)
  • 価値観の違いを明確にすることは議論をするうえで大事。
  • 議論はお互いのためにするもの。
  • 交渉と議論とは同じものではない。
  • 議論をしてもらうために、交渉する必要があることがある。
  • 価値観に基づいて、リソース配分を決める。
  • お互いに議論する価値がある、と考えたときに議論が成立する。一方が価値がないと考えれば議論はできない。
  • 議論を望む側は、相手にたいして何らかの譲歩が必要になる場合がある。例えば、お金を払うから議論に付き合って下さい、とか。
  • 近しい研究分野を研究する研究者同士では、議論することは基本的に互いの利益になる。相手が間違っているということを主張する場合においても。
  • 議論することは、基本的には科学の発展に寄与する。

『スピカ 羽海野チカ初期短編集』(羽海野チカ)

スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)

スピカ 〜羽海野チカ初期短編集〜 (花とゆめCOMICSスペシャル)

可愛い子や、可愛い小物がたくさん出てくる。

でも、主題はなんか重いところがある。


「自分の力で生きていく」とかがテーマかも。


「よりよく生きていきたい気持ち」と「目の前にある現実」とのギャップによる葛藤。


『はちみつとクローバー』や『3月のライオン』とかも、恋愛パートがけっこう多いようにも思う。

しかし、この人の作品は、働くこととか生きていくこととかが主眼な気がする。

不安に抗って、努力していくところとか。
先が見えない中で、這いつくばってでも生きていこうとするところとか。

恋愛要素というのは、目的というより、生きていくための手段に過ぎないとも思える。

この、「よりよく生きたい」という気持ちは、何に由来するのか?って考えたりする。

『〈ほんもの〉という倫理―近代とその不安』(チャールズテイラー)を読み直したいな、って思ったり。

関連して下記も。
http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20110223/p1




『はちみつとクローバー』を最後まで読んだときに思ったことの1つとして、
「怖い」
というのがあった。


「一途さ」とか「強い情熱」とか。
「囚われて逃げられない状況」とか。
「創作に関わる渇望」とか。


「恋愛」パートも、面白いのかもしれない。
でも、それだけじゃない。