ニセ科学ネタ

ふまさんのコメント。http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20070903/p2#c

>身近な知り合いとかが騙されそうになっていたら、やめたほうがいいよ
それがまあ普通ですよね

「身近な」をどこまで考えるかを私は迷います。「やめたほうがいいよ」って言うのもどれくらいまで言うのか迷います。ある事例を「科学的に間違っている」と説明するだけでも、けっこう大変です。そもそも聞いてくれるまで持っていくのが難しい。そして、その事例が間違っているって納得してもらっても、別の事例でまたひっかかる。「科学とニセ科学の違い」を説明するのは、相手によりますけどそんなに楽なことではありません。中学生だった頃の私に説明するのも、今の私には面倒です。高校生くらいだったら、ある程度わかってもらえるかもしれないかな。*1

身近な人に、「ニセ科学に気をつけよう」って言うのは、ニセ科学批判というには大げさだと思います。でも、草の根的なこういう活動も大事だと思うのです。

マイナスイオンになんて、ほとんど投資されてないんじゃないかな?

「アカデミックな科学」としてはほとんど投資されていないと思います。ただ、あれだけマイナスイオン製品が出ていたわけだから、企業はある程度の投資をしていたと思います。ただ、現場の研究者が投資されたお金をどう使うかはまた別の問題ですし、マイナスイオンを名乗る製品が全部駄目っていいたいわけでもないです。

*1:ニセ科学の多くは(「全ては」ではない)、高校生が習うレベルの科学的素養があれば見分けられる気がします。マイナスイオンって言葉で騙されるわけだし。