- 作者: 小野不由美
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「ねえ、室井さん。カインはどこから放逐されたんだと思う」
こういうのは、キリスト教関係では、どういうコンセンサスが得られているのかな?
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p.339あたりからはじまる徹と沙子の会話。これも大きな伏線とも言える。物語の最後の方で、静信が沙子にここで行われる会話と同種のことを言う。そして、やっと沙子は救われるのではないかと。
下記の台詞もおもしろい。
「獲物を憐れむな、とは言わないわ。けれども、自分を責めては駄目。自分を責めるくらいなら、自分を憎んで殺せるほどでなければ駄目よ。・・・・・・それしか選択の余地はないんだもの
中途半端に自己嫌悪しても意味なんてない。少なくとも私にとっては。