あれは、きっと、28歳のころ。手に関連付けられた記憶。
あれは、きっと、26歳のころ。文に関連付けられた記憶。
あれは、きっと、21歳のころ。円に関連付けられた記憶。
あれは、きっと、15歳のころ。権力に関連付けられた記憶。
あれは、きっと、10歳のころ。笑いに関連付けられた記憶。ひとつを除いて、たぶん、私が、感謝を述べても、相手はその言葉を受け入れない。
意味は伝えることができても重要度は伝わらない。
だから、言葉は使わない。私は目を閉じて、呪文のように言葉を唱える。
正しい道はいつも目の前に
って。私の中のもう一人が、応答してくれる。
ただ躊躇しているだけ
って。
好きな人や尊敬している人から嫌われるのは悲しいなぁ、って思ったり。でも、それは仕方がないことかも。