題目: 「実験家のための場の理論入門」

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▼G-COE & 極限量子科学研究センター ジョイントセミナー
題目: 「実験家のための場の理論入門」
講師:押川 正毅  (東京大学物性研究所)
日時:6月30日13:00-16:10 (途中10分の休憩有)、7月1日10:30-12:00, 13:00-14:30
場所:基礎工学研究科D棟共用セミナー室D404-408
要旨:
  Haldaneギャップに代表されるように、現代の物性理論では場の理論的な概念が重要になることが多い。しかし、実験家が場の理論を系統的に学ぶ機会はあまりなく、場の理論の(理論家の主張する)結果を借用するしかないことが多いのが現状だろう。理論と実験の分業は止むを得ないとは言え、物理の健全な発展のためには望ましくない。
 この講義では、スピン系を中心に現代的な(広い意味での)場の理論的な考え方を概観し、実験家向けに解説する。計算技術的なものは可能な限り省略し、理論の研究で何をやっているのかを理解しやすくすることを目標にする。具体的なトピックスとしては、以下を予定している。(当日の状況に応じて進めるので全てカバーできるとは限らない。)

 ・フォノンスカラー場の理論、Isingモデル
 ・スケーリングとくりこみ群
 ・Heisenbergモデルと非線形シグマモデル
 ・Berry位相
 ・1次元量子系とTomonaga-Luttinger流体
 ・量子臨界現象
問合先:萩原 政幸(極限量子科学研究センター)
Tel: 06-6850-6685 、E-mail:hagiwara "at" cqst.osaka-u.ac.jp
主催:G-COE&極限量子科学研究センター


明日は、阪大にお勉強に行ってきます。