あの時、あの人に、きいて欲しかったこと

あの時、あの人に聴いて欲しかったこと。研究ってすごーい面白い、ってこと。物理や科学の片鱗に触れるだけでも大変エキサイティングで痺れるような陶酔を伴うようなもので、嬉しくて楽しいこと。その面白さを微に入り細にわたって説明したかったのだと思う。私が何でこんなに感動しているのか、ってことを伝えたかったのだと思う。なんで、こんなに引きつけられるのかを分かって欲しかったんだと思う。私の生を投資するに値するものを私は見つけることが出来たんだ、って伝えたかった。それは、自分語りに過ぎないかもね。でもそういうふうな衝動が、私だって、パルス的に生じることだってあるんだと思う。でも、たぶん、もう、その機会はない。