初等的な数学ばかり使っている

私が研究に使う数学というのは、本当に初等的なものばかりだ。
線形代数で言えば、行列の積を出したり、対角化とか固有値固有ベクトルを求めるとかそういうの。
微分積分とかも、せいぜい二回微分したり、数値的に積分してみたりする程度。
複素関数論とかは、現象を理解するためには必要だけど、それを実際の研究であんまり使わない。
やけに、三角関数、つまりsinとかcosの計算はする。
まあ、それも初等的と言えば初等的。
しかし、私の身の回りの学生の人を見ていると案外こういう計算力が弱い人が少なくない。
計算を簡略化して行おうという意志が感じられない人も多い。
私なんてcosとかsinとか使うの面倒だからcとかsとかで途中計算は書いたりするし、ほかにもいろいろ変なテクニックを使ったりする。
ファインマンのエッセイでも、簡易的な記法について載っていたな、そういえば。
私は英語が苦手だけど、そういう状況下でいろいろしないといけないのと同じ感じなんだろうな、って思う。



これも何回か書いたかな。