装飾品について

オチ・フリー(→オチがない)です。

Kohori:女性にしろ男性にしろ自らを飾りますね。
Menou :古来から飾ってきたわけだからそれは人間の性質の重要なものの1つ。馬鹿にしてはいけない。
Kohori:馬鹿にする人なんて誰もいないと思いますよ。
Menou :飾るのは異性を惹きつける為でもいいし、自信を持つ為とか、身だしなみとかでもいいや。理由なんて各自が持っていればいいのだから分析しない。
Kohori:装飾品って言ってもいろいろありますね。髪・額・耳・首・胸・手・足などを飾るのがメインですかね。
Menou :眼鏡をアクセサリとするなら目の周りも飾れることになる。
Kohori:眼鏡をかけた「女・男」が「好き・嫌い」とかわけわからないこと言う人がいますが。
Menou :フェチは古来からいるもの。あまり気にしなくて良いと思う。
・・・
Kohori:飾るってことは何かしら主張があるってことですか?。
Menou :でも飾らないことだって主張になりえるのでは?
Kohori:ただ単純に自分の魅力をアップ(またはダウン)させるって意味で良いのですかね。
Menou :昔は何か意味があったけど、その後は惰性、ということもあるかも。
・・・
Kohori:飾るというのはステータスを示しますね。
Menou :金持ちであることを示したい場合もあるかもしれないし、センスのよさを示したいかもしれない。清純さ・朴訥さをアピールしたいとか。飾り方で職業を予測できる場合もあるね。
Kohori:朴訥さをアピールしたい人なんていないと思いますが。
Menou :まあ、そうかもしれない。
Kohori:コスチュームプレイとかはどうでしょう。
Menou :役者さんが、劇中に関連する時代の衣装やアクセサリを身に纏うという意味?それはちょっと話が違うかも。
・・・
Menou :外見を変えると精神的なものもやっぱり影響を受けるのかなぁ。
Kohori:当然ではないかと思います。化粧は戦いのための心の準備とも言えますし。
Menou :戦いかー。
Kohori:ばっちり戦いですよ。
Menou :女の人にとってはそうかもね。男の人にとってもそうかな。
Kohori:江戸時代の町人の男性はお洒落だったのでは?
Menou :平和な時代は男性もおしゃれになるのかな。
Kohori:江戸は人口の男女比は男性が圧倒的に多かったですからね。競争も激しかったのだと思いますよ。
Menou :性的な魅力によって淘汰が生じている可能性は否定できないね。
Kohori:でも、そういう淘汰が存在する割には、世の中って美男美女で溢れているわけではないですよね。
Menou :そこらへんに関しては、『喪失と獲得―進化心理学から見た心と体』(ニコラス ハンフリー)あたりにとても面白い記述があるよ。お奨め。
・・・
Kohori:アクセサリはお守りのため、という場合もあるかもしれません。十字架とか数珠とか。
Menou :宗教における物質的なツールやシンボルについては興味深い話題だけど、素養がないのであんまり話せないな。
・・・
Kohori:飾るときに自分を魅力的に見せたいですよね。私はアクセサリは「相手の視線を制御する手段」のひとつだと思います。
Menou :服装や髪型や化粧とかと一緒?
Kohori:で、視線制御だとするならばですね、アクセサリ自体の美しさ(あるいは奇抜さ)へ視線を持っていく要素、アクセサリが引き立てる肉体へ興味を抱かせる要素などあると思います。
Menou :アクセサリは身体的な美点をさらによくみせるために用いるのか、それとも欠点を補完するために用いるのかというのも気になるかな。
・・・
Kohori :「どういうつもりでそのアクセサリをしている?」って思うことが、私には多々ありますけど、そういうのは親しい間柄ではないとしにくいですね。
Menou :でもさあ「相手自身に対してかわいい・かっこいい」って言うより、「その装飾品は良い」って言うほうが気が楽かなぁって思うね。
Kohori:それを選ぶあなたのセンスは良いねって意味ですか?
Menou :誉めるというのはとても難しいことだと思う。良いファッションセンスと良いプロポーションを兼ね備えた異性に言われないといわれている本人もあんまりうれしくないだろうが。
Kohori:でも、嫌みを言われているって思うかもしれませんよ。そこらへんは微妙かもしれません。
Menou :そうだねぇ。たぶん、おしゃれには背景があるわけで、その背景と努力を、うまく汲み取ってあげて誉めないとだめなんだろうね。
Kohori:ますます他者の外見を誉められなくなってきましたよ・・・。
Menou :そういうのは相手との応答から把握できる程度に無難に言えばいいのだと思う。
Kohori:無難って「臨機応変」にってことですよね?「行き当たりばったり」とは違いますよね(溜息)。
・・・
Kohori:例えば女性がネックレスをしていたとしましょうか。そのアクセサリのために男性は胸あたりを見ていても、ネックレスが気になった、って言い訳できませんかね。
Menou :できないと思うぞ。




Kohori:今のはもちろん前ふり。本気ではないです。それで私が取り上げたい問題というのはね、(ゴニョゴニョゴニョ)。
Menou :まぁ、その問題にいきつくよね。まぁ、男女ともどもその件についてはあきらめるしかないと思うよ。
Kohori:そういうふうに割り切るというか、あきらめられればいいと思うのですけどねえ。
Menou :たぶんね、行動面においては誰しもそれをわかった上で行動しているのかな。でもね、やっぱり割り切れないっていう趣旨の言葉が出てしまうのだと思うよ。
Kohori:つまりどういうことでしょう?
Menou :たぶんどうしようもないことだし、心配しても仕方がないこと。
Kohori:男女の溝は埋まらない?と言うことですか。
Menou :どうして、そういうふうに考えちゃうかな。そのような問題設定自体を疑ってみたほうが良いと思うんだけどな。
Kohori:?
Menou :うーん、この言葉で通じないのなら、説明がものすごく長くなってしまう。
Kohori:では、またいずれ。
Menou :最初はただのアクセサリの話だったはずなのになぁ。なんでこういう話に言ってしまうかなぁ・