博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス)
- 作者: 榎木英介
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/11/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書評と言うより感想。感想と言うより、インプレッションの羅列。
「第4章 博士は使わないと損」に関して思ったこと。
p.171
コミュニケーション能力を研究者の必須能力として求めてはいけないのだ。
- あー、これはそう思う。コミュニケーション能力の定義にもよるけど。何でもこなすスーパーマンを要求されても困る。
- p.174 テニュア・トラックについて書いてある。なかなか面白い。
- p.176 テニュア・トラック制の職につくには、数十倍の倍率か。これって、なんなんだろうって感じがする。テニュア・トラックの職に就けた時点でかなり将来が約束されているような。意味があるのかな、この制度。他にもいろいろ問題点もあるみたい。
- p.178の年代別の競争的な研究費の分配が書いてある。こういう数値はやっぱり面白い。一人当たり、どれくらいのお金が配分されているかが気になるな。
- p.182の図25に「アメリカの博士号取得者の多彩なキャリア」について載っていて面白い。
p.181「博士+Xで生きよう」という話が出てくる。
p.185
ここで「博士+X」という生き方を提案したい。
これはNPOの仲間だった山本伸さんが言っていたことなのだが、博士号というのは、他の何かと組み合わせることによっていきるものなのだという。
たとえば、科学に強い弁護士、研究歴のある投資家といったように、何かと組み合わせることによって、他にはない強みになる。
- これはそうかも。ここでは、いろいろなXについて書いてあります。知りたい方は、買いましょう。
- この章は、いろいろ前向きなことが書いてありました。