「研究者は家庭を犠牲にすべきなのか」(『BioMedサーカス.com - 医学生物学の総合ポータルサイト』2011年8月11日更新)

http://biomedcircus.com/research_02_03.html

朝から晩まで研究室で実験。仮に実験の予定が少なくてもデータ整理や論文執筆。土日祝日などはもちろんない。しかも年収は300万円前後。ということは今では珍しくない。

「給料が少なくて辛いよね」

「でも、まだ給料が出るだけマシだよ」

「そうかもね、文系ポスドクなんてバイトしてるくらいだし」

「俺たちは好きな研究をして生活できているだけでも幸せだよ」

などという声が深夜のラボのキッチンから聞こえてくるかもしれない。(彼らは呑み屋に行く時間も金もない)

面白い。

いろいろ思ったことを箇条書き。

  • わたしは、もう、職業上の研究者ではないが。
  • 藤澤さんは相手ができなそうなので結婚しないかも。
  • 年収300万円といっても、国民年金国民健康保険でけっこうけずられるんだよな。博士出て、働き始めてびっくりしたことは、住民税とかよりも国民健康保険が大きかったことだったな。1.5割くらい取るの?ってびっくりした(数値はうろ覚え)。
  • ポスドク4年間の間も、特命助教(任期付き)の間も、住居手当は出なかったですね。
  • ポスドクの間は月給30万円くらいだったかな。ボーナスはなし。
  • 特命助教の時は年収500万円くらいだったと思う。厚生年金や健康保険は出してもらえてた。
  • 現在の職場において、わたしは非常勤という立場。でも健康保険や年金を払ってくれるから助かる。今の職場は交通費を払ってくれない。住居手当も無し。
  • 昨年度の収入がけっこう多かった(500万くらいだったかな?)。今年度は年俸300万の予定。というわけで、住民税が重くのしかかる。
  • これからポスドクとかになるひとは、きちんともらえるお金を考えた方がいいと思うよ。(わたしはあんまり考えなかったけど)。まあ、研究をするという時点で、選べる選択肢は限られているからなあ。複数の所で受け入れ可能であると言われたときに、お金の事を考えると思うんだけど、いろいろな要素があるので詳しい人に聞いた方が良いと言う事ですかね。
  • 職場は変わらないけど、近いうちに待遇が変化する可能性があるので、そのときにはまたなんか書くかも。
  • わたしを受け入れていただいた上司の方達には感謝してます。念のため。恩は論文書いて返すしかできないので、早く書かないと。