『数学文章作法 基礎編』(結城浩)

http://www.hyuki.com/mw/

  • 「当たり前の事が書いてある」と思う人も多いかも。でも、いろいろな所に工夫が込められた本だと思う。この本はタイトルを支えるために、表現方法自体が良いお手本にならなくてはいけない。私が気がついていないしかけとかもたくさんあると思う。
  • いろいろ面白かったけど、一番気になったのは「第6章 問いと答え」の所。特に、p.156の「問いに答えた読者の頭は活性化しています」あたり。この点はもう少し掘り下げて、勉強したり考えてみたい。


【5月2日追記】
「「読者」とは誰か」(『leeswijzer: boeken annex van dagboek』2013/5/1)
http://d.hatena.ne.jp/leeswijzer/20130501
『数学文章作法・基礎編』(結城浩)の話が出てくる。

ワタクシはいつも「自分が読む」ために本を書いている.どこかのだれか別の人を「読者」として想定する習慣は念頭にはぜんぜんないなあ.読者はいつもここにいる自分(の分身).きわめて利己的な本書きです.

こういうの面白い。

  • 本書きとは違うけど、私のページは、基本的に自分のために書いているかな。自分以外の人も想定することもあるけど。
  • そこらへんに関しては、「〈数学ガールシリーズ 5〉『数学ガール ガロア理論』(結城浩) の感想というか、インプレッションの羅列」 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20120713/p2 の最初の方で、箇条書きしてあるね。
  • 頼まれて書いた文章とか、仕事上の文章では、編集者や読者のことを想定して書きます。