ヘリウム容器内の落とし物6 &バルブ修理

http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130612/p5 の続き。

今回は落とした研究室が分かっていたので、ユーザーに拾ってもらってもいいんだけど、結局自分でやってしまった。
正味2時間くらいか。簡単にとれる場合と、難しい場合がある。
というか、治具の形状の微妙な違いにより、とれたりとれなかったりするみたい。


あと、バルブが壊れていたので応急処置。あたらしくした方がいいけど、しばらくはこれでもつでしょう。

こういうの。バルブが閉まらなくなっていました。



取り外した部分が駄目になっていました。
中にベローズが入っているんですね。銀ロウ付けしてあるようです。ベローズがバネの役割をします。



中はこんなふうになっています。
必要に迫られないと分解しないですけど、分解は楽しいですね。



これは別のやつ。こいつを分解して、取り付けてやります。



取り付けました。あくまでも応急処置です。あとはユーザーさんにやってもらいましょう。
業者に新しい部品を送ってもらって、取り付ければいいんじゃないかと。


このバルブって、けっこう駄目になることが多いみたい*1。まあ、温度あげたり下げたりするし、仕方がないかな。
冷えた状態でいじったりしなければそんなに駄目になることもないと思うけどね。
駄目になっちゃったら、すぐ交換するのが良いです。だらだら駄目なのを使うのは良くない。結局時間の無駄になる。
修理することに対するフットワークの軽さというのは重要ですね。

*1:ねじ山がイカレルのかな?