研究室の事とか

  • 一つの小さい研究室内にいると分からない事って多いと思う。
  • 多くの先生や研究者と話していてやっとわかってくることってあると思う。
  • 完璧な先生はいないし、自分にとってすごい都合の良い先生だっていない。
  • 先生にも得意な所と苦手な所がある。
  • 積極的に外に出るのは大事な事だと思う。
  • そうすれば、少しだけ客観的になれると思う。
  • 大学院は研究能力を養成する場でもある。
  • 一研究室の中にいるだけで養成される研究能力というのは限界があると思う。
  • 疑問とか解決したい問題とかがあるでしょ。答えがないから答えを知りたいとか。もっと効率化できないのかとか。
  • 調べたり自分で考えたりする。行き詰まって、研究室内の同期や先輩や教員に尋ねたりする。それぞれ違った観点から答えてくれる。関連する別の研究室の人に質問すると、また異なった感じの答えをしてくれることがある。
  • 疑問があって、誰かに質問して、答えが返ってくる。納得できる場合と納得できない場合がある。納得できない場合は、他の人に質問すると答えが分かるときがある。納得できたと思っても、同じ質問を他の人にぶつけると、違う感じで答えが返ってきて、あたらな発見がある場合がある。
  • 「この先生は、ここが得意でここが苦手なんだな」みたいなのが分かってくるのは良い事だと思う。
  • 「議論して下さい」と頼んだときに、誠実に議論してくれる先生は、基本的に良い先生だと思う。「そんな暇はない」と断ってくる先生はちょっとなぁ…。
  • 「旅費を出してくれる先生」も良い先生という説はある。学会・研究会等に強制的に出させて、旅費出さないのはちょっとなぁ。研究室ごとに懐事情の違いはあるが…。
  • 研究室内にはいろいろ雑用がある。そういうの分担というのはなかなか難しい。消耗品の発注とか、掃除・ゴミ捨てとか、ウェブ管理とか、装置や道具の定期メンテとか。目録を作って、それぞれに重み付けして(点数をつけて)、ボスの下で仕事分担をするか。
  • でも、分担しても、その作業をしない人もいるからなぁ。
  • 結局気がつく人が、たくさん作業をしてしまう場合が多いのだよね。
  • 突発的な仕事が生じ、上司が部下に仕事を振る場合。気軽に頼みやすい部下と頼みにくい部下がいると思う。
  • 文句ばかり言ってクオリティが低い仕事をする部下もいるし、文句を言わずにクオリティが高い仕事をする部下もいるだろう。
  • 自分が苦にならない比較的楽しい作業だとしても、それが一つの仕事であることはきちんと主張するべきだと思う。
  • 「いろいろ頑張っているんだから、研究に関わるリソースを自分につぎ込め」とやんわりと主張するのもありかもしれない。飲み会の席とかで。とりあえず、困った事や疑問などを日頃から主張しておくと、すぐには解決されなくても、いつか解決してくれることもあるかもしれない。(しかし、学生が卒業した後に解決するという場合もあるだろうけど)
  • 状況が停滞していることと、どんどん変化していくことがある。停滞している時に、待って地道に作業ができるというのも大事な事かも。これも場合によるけど。
  • 大学教員は、教育者でもあるけど、研究者でもあり、研究室を継続させるための責任者(経営者)でもある。面白い事や、良い論文誌に載せられそうな結果や科研費取得につながりそうな結果にリソースをつぎ込む可能性が高い。
  • それぞれの学生の研究テーマを、どの程度の重要視しているかはよく分からない場合も多いと思う。本人もぼんやりと考えているだけかも。
  • 研究室内でコンフリクトが生じるといろいろやっかいである。教授・准教授・助教間の仲が悪いと、学生はかなりたいへんなのだとか。噂で聞いた。
  • 教員は、ある程度は公正・公平であることが望ましい。一般的に見れば公平でも、学生は不公平と感じる場合もあるから、いろいろ大変そうだ。
  • 教員が学生に、ある種の作業をさせる場合は、お金を払った方が良いと思う場合もある。状況によるので一般的な事は言いにくいけど。
  • あんまり短期的な損得を考えずに、長期的にフォローしているかを見た方が良いかも。
  • 教員も給料をもらっているサラリーマンだからね。給料に見合うそこそこの仕事をしていれば良い。学生もそこそこ研究すれば良いと思う。
  • 今いる環境をどう思うか。自分の人生にとって、学生時代はどう位置づけられるものなのか。
  • ここで身につけておくべきスキルは何なのか。どういう事を自分は大事だと思うのか。どういう事にたいして頑張ることができるのか。
  • そういうのを講義を受けたり、研究をしたりして考えたり。
  • 「大学院に進学するのはどういう事か?」って、もう少し学部4年生以下にうまく伝えられると良いのだけどな〜。大学関係者は、是が非でも進学させたいからね。負の側面はあんまり言わないよね。
  • 3年の後期くらいから、研究室に仮所属みたいな感じで加わると、いろいろ分かることもあるかもしれないな。
  • 大学院に入った後に、研究室に来なくなってしまうような学生を何人も見てきました。来なくなった人が悪いとか教員が悪いうわけではなくて。なんとかならなかったのかなぁ、と考える事もあります。それらも個人のコスト、社会のコストなのかな。完全には回避できないにしても、もう少しみんなにとって良い方法はないのかなぁって。
  • 能力がある人と、あんまりない人とでは、生き残り戦略みたいなのは違うかな。達成目標を何にするかについても。
  • (⋈・◡・) 「自分にとって適切な課題を見出し、それを解く事が幸せにつながる」