『孤独の価値』(森博嗣)

孤独の価値 (幻冬舎新書)

孤独の価値 (幻冬舎新書)

面白いと思いました。

以下、内容にちょっと言及した感想。

  • p.69の「感情に影響するのは変化率」。一回微分が感情というのはよく考える。二回微分をこのように関連づけるのは面白いと思った。
  • p.126の芸術に関する言及が面白い。
  • p.152の詩を作ることについては、私もお話しを作るのが趣味だけど(だったけど)、それも孤独に由来するのかも。
  • p.174の「ゆっくり大人に」もそうだなぁって思う。

マスメディアやフィクション作品が、「絆」や「感動」などをネタに商売にしている点も興味深い。
与えられた感動には注意するべきかも。
如何に、ある種の情報を遮断するか?