研究者の基本能力 2 "実験遂行能力"

1は
http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20070113/p3
なわけでなんか自分でも忘れていましたが。

下記は、今思いつきで書いているだけなのであんまり信用しないでください。私と実験していると、実験方法論についての戯言をいろいろ聞くことが出来ます(→たぶん、呆れられている)。

  • 装置は移動するとどこかおかしくなる。
  • だから、コンディションが良いときに一気にデータをとる必要がある。
  • 良いデータは案外短い時間内に取れたりする。
  • 準備や条件出しに時間がかかる。そこを手を抜く人は良い実験結果が得られない。
  • シグナルが弱いサンプルは、装置が好調の時に計測しないといけない。
  • 最高の条件下でシグナルが出ない、とわかるのならそれも一つの研究の進展。
  • 良いコンディションの実験の後は、良いコンディションである場合が多い。
  • つまり、誰かが実験に成功した直後に、実験を行うと良い。
  • しかし、予定がいろいろあるわけで、すぐにできるわけではない。
  • 逆に言うならば、融通が聞くようにスケジュールを組まなければいけない。
  • 自分の代わりにその実験を行える人を用意する手もある。ある程度の信頼関係が必要だけど。
  • 他人の失敗やトラブル対処を観察するのは大事である。
  • トラブルには予兆がある場合が多い。予兆感知にはある程度の経験が必要。
  • 最高の条件で実験ができるとは限らない。言いたいことを言うためにはどの精度の実験データが必要であるかを見極めなければいけない。
  • 限られた時間と限られた消耗品の中で見極める必要がある。