九州大:補正予算見直しで留学生宿舎建設を停止 について考える

http://univlog.jugem.jp/?eid=1190
面白い。


こっちも面白い。
「留学生30万人計画のアクションプランについて考える」
http://univlog.jugem.jp/?eid=348


留学生を増やすって言う理念は分からなくもない。でもいろいろ問題があるんだなあ、って読んでいて思いました。

ソフトウェア的(関係する人材、教育プログラム等)にもハードウェア的(インフラ等)にもまだまだ改善の余地があるんじゃないかと思います。


大学院重点化にしろ、ポスドク1万人にしろ、この留学生30万人にしろ、大きな風呂敷を広げすぎなのじゃないだろうか?って思う。上の人は(意味のない)数値目標が達成された、って喜んでいるだけなんじゃないだろうか。そして、現場は疲弊する。ポスドク1万人とかを決めた人達が、今のポスドクの現状をどう思っているのかな?って少しだけ気になる。(自分の事はとりあえず棚に置いておくとして。)


私は研究は好きだけど、「大学の研究職が魅力的か?」って問われるとどうかな?って思う。若い研究好きな人に、良い職場としての大学を薦めることが出来るだろうか? 相当研究が好き、というのでなければ、敢えて奨められるような場所じゃないと思う。


まずお金がないし。それは自助努力によってなんとかしろ、ってことかもしれないけど。お金があれば良い研究ができる、ってわけではないけど。


・・・またネガティブなことばかり書いてしまったかな?

ただ、私自身がまだ大学という組織に引っかかっている、ということは、惰性という側面も大きいけど、やはり魅力的な側面が大きいというのもあります。読んでいる人は、そこら辺は脳内で補完して読んで(行間を想像して)下さいませ。