あれこれ考えていることなどを適切な重み付け無しにダラダラ語るよ

ここに書いてあるのは、きっと今年の初め頃考えたものだと思います。最近考えた事じゃないよ。

  • 学生の人にはきちんと成功体験をさせてあげたいけど、なかなか思い通りにはならないな。
  • 最近は、けっこう一生懸命勉強をしているつもりだけど、自分の中にあんまり新しい発想が出てこないな、って思う。
  • 味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚とかね、そういうのね。研究の中で、どう活きているだろう?ってたまに考えたりする。
  • 孤独を感じるためには人混みに入らなければいけないらしい。
  • 駄目なものに投資して駄目だったと落ち込むこともあるよね。
  • 自分が時にまじめすぎると思うことがある。
  • まじめ、という言葉は不適切かな?
  • 拘りすぎる。凝りすぎる。全体のバランスをうまく考えられていない。
  • 権力があれば、簡単にできることが、権力がないばかりにいろいろ根回ししないとできなかったりする。
  • 上司が、学生にいろいろな課題を与えているのを見る。それは難しいだろう?とか簡単すぎるだろう?とか思ったりする。
  • 簡単すぎる、と思ったことができない学生もいるし、難しいだろうと思ったことが簡単にできてしまう学生もいる。
  • 自分の得意な事は、その難しさを軽視する傾向にあり、苦手な事は難易度が高いと見なすのかもしれない。
  • 課題を与えられたら、とりあえずそれをやってみる必要があるね。そして、課題の難易度を測りつつ、少しずつ物事を進めて行く。
  • 謝り方って難しいな。
  • これこれが私の過失とか不注意のためにおこり、あなたに迷惑をかけて申し訳ありません、とかそういう言い方になるかな。
  • 理由は自明のこともあるけど。
  • 謝罪と償いというのが、セットになっているのが、誠意ある対応だと思うのだけど。
  • 完全な償いというのは、概念的にないかもしれないけど。
  • 謝るだけ謝って、償い的な要素がないのって、あれ?って思うのだよね。
  • これからは、過ちを起こさないように十分に気をつけます、とかでもないよりまし。
  • ごめんなさい、だけじゃ何か変な気がする。
  • 謝罪の仕方っていつ頃教えてもらったり気がついたりするのだろうか?
  • 研究というものは、コミュニケーションが本当に大事だな、って思う。
  • 研究をしている自分を少し客観的に見つめると、「なんらかの類似性」を求めているようだ。
  • 『魔的』(森博嗣)をぱらぱらめくる。私って写真とか絵とかを丁寧にみる習慣がないなーって思う。
  • 他人に甘えていい時と甘えてはいけない時の判別は難しい。自らが堕落してしまう甘えと、成長するために必要な甘えがあるのではないかと思う。
  • 作業自体はたいしたことなくても、落としどころを何処に持って行くかで悩むから、時間がかかる。その悩む時間自体は簡単には短縮できないや。
  • 大学とかで研究ができるのは、税金のお陰だなあ。
  • 別冊数理科学2010年1月号「多彩な量子の世界」http://www.saiensu.co.jp/?page=book_details&ISBN=4910054700107&YEAR=2010をちょこっと読んだり。
  • 量子力学というのは、20世紀初頭に一応の完成をみたわけですが。
  • その意味とかについては、未だ議論されているわけなのですね。
  • 計算できることが、意味を理解できたことと、同じというわけではないですし。
  • そもそも、物理において、理解するとはどういうことか?って言うのは簡単ではないのですが。
  • まあ、それはともかく。量子力学の講義を大学院で受けていたときに聞いた話ですが。
  • 量子力学を使った多くの技術が20世紀からたくさんでてきたわけですが。
  • もう一度、量子力学の意味を問い直す必要があるんじゃないか?みたいなことが言われるようになったわけですね。20世紀の終わりの頃にですが。
  • 物理は、ちょっと斜陽な感じの学問とされているかもしれません。高校生も好きこのんで、勉強したがらないようですし。
  • でも、理解したつもりになったところに、何かおもしろい概念が眠っているんじゃないかな?って思ったりします。
  • まあ、こんな事を言っても、何も言っていないのと一緒ですが。
  • 最近、いろいろ勉強したりしていて思うのですが。
  • ある程度、研究活動をした後に、学部の頃に勉強していた内容をもう一度見直すと、とってもおもしろい、ということ。
  • 当たり前のように、勉強させられる概念とかがありますが、それを生み出すのに、どれだけ苦労したのかとか、いろいろ考えてしまいます。
  • あと、量子力学や統計力学、熱力学などをちょっと詳しく勉強した後に、電磁気学関係の本を読んだりしているのですが、なんだか、とってもおもしろいのですね。電磁気学って、こんなにおもしろかったっけ?嘘〜、って感じがするのです。
  • お仕事として、物理の研究をしているわけなんですが。今は、研究よりもちょっと勉強をし直したいという気持ちがいっぱいです。
  • だから、こそこそ本を買い集めたり、気分転換に、ダイレクトに研究に関わらないお勉強とかをしていたりします。
  • ぎゃー、そんなに深い意味があったのかー、みたいな。
  • さっきの本で、「多彩な量子力学」(佐藤文隆)という記事があるわけなんですが。なんというか、頭がいい人は考えることが違うな〜と思ったり。
  • 量子力学は、物理であり、情報学でもあるわけですか。
  • 大学の研究室って、徒弟制っぽいところもある。
  • 何で、先生が、学生を辞めさせられないのかな?って思ったりする。
  • というか、言い方がこれでは一方的過ぎか。
  • もう少し、学生を流動化できないのかな?って思ったりする。
  • というか、やる気のない学生は大学院なんかに来ないでほしいし。学生の立場だったら、きちんとした研究教育環境がない場-所から気軽に自分に適した環境に移動できればいいのに。
  • まあ、でも流動性や自由などを確保するのに、何が必要かというと、お金かな、とも思う。新しい制度をうまく軌道に乗せるには、それなりのリソースが必要なのだと思う。
  • ・・・なんか考えなしのことをまた書いてしまった気がする。
  • 物理オリンピックとかいうのがありますが。そういうのに、出る高校生は、めちゃくちゃ頭がいいですね。というか、物理もすごいわかっているみたいだけど、他もすごい分かっているみたいだ。
  • いつの頃だったか忘れたけど、研究室の助教の人が、物理オリンピックにでる高校生二人にたいして、実験に関することの指導をする機会があったわけです。
  • 助教の人と、その高校生の人達の会話を聞いていて、思ったんだけど、こういう人が、将来の物理をしょっていくのかな〜と思ったりもします。
  • ですが、まあ、なんというか、彼らは、物理以外もできてしまうわけであって、ああいう人材に物理をやっていてほしいと思いつつ、別のところのほうがおもしろいと思うのなら仕方がないのかなあ、と思ったりもします。
  • 物理学というのは、現在では理論と実験というのがほぼ分かれています。両方極めることはかなり難しい、と思われます。
  • 実験の先生が教える講義と、理論の先生が教える講義とは、なんか違っていて、そういうところもおもしろかったりします。
  • 耳学問的なことばかり言っていると、あんまりよくないかもしれない。耳学問的なものは、緩い指針程度にするべきかな。
  • 『電磁気学の基礎』(太田浩一)読み中。とりあえず第2章まで。しかし、研究には妄想も必要だ、という説もある。
  • いやあ、これすごいおもしろいですね。
  • 他人に教えることは勉強になります。あと、自分で文章を書くことも勉強になります。
  • 大学では、学ぶ行為の拡張が行われるのではないかと思う。まあ、気がつく人は、もっと小さい頃から気がついているだろうけどね。
  • 何で、研究者になろうと思ったのかな?私は。
  • 学び続けたいと思ったからだと思う。
  • でも、別にそれは研究者にならなくてもできることだとは後で気がついた。
  • あと、未だ大学にいるけど、今の研究を続けるべきなのかな?ってこっそり悩んではいる。
  • 今やっていることは好きだし、まだ論文に書いていない多くの結果があるから、まだ研究職にしがみついてはいるけど。
  • 基礎研究の世界から必要とされなくなったら、別の仕事をさがさなきゃ、とも思うし・・・。
  • 本当にやりたいことがあるなら、なんとしてでも研究を続けようとするのが、研究者の鑑ではあるのだろうけど。
  • 大学という組織は、いろんな面で効率がよくない。そこらへんが少々イライラすることの一つ。
  • 文科省がやっていることも訳わかんないのが多いし。留学生30万人計画とかさ。
  • そんな金があるなら、小中高の公的教育をもっと充実させてほしいよ。
  • お金持ちじゃないと勉強できない世の中なんてよくないと思う。子供の権利としては、衣食住の次くらいに学ぶ権利が与えられるべきだと思うのだけど。(補足、あと医療も大事だな)
  • 学ぶに関しては、どうしても機会の平等を与えるような社会であってほしい。
  • 物性実験というのはなかなかお金がかかる。研究費の申請をしなくちゃいけない、というのは、学部時代には知らなかったなあ、そういえば。
  • 今度、研究費が当たらなかったら、それこそやめようかな、研究なんて。
  • 作文を書くのに研究時間を多く割かれるなんて思っても見なかったよ、昔は。
  • まあ、森博嗣の小説とか読んでいると、その手の記述はあったわけだね。
  • あと、森博嗣の作品には会議をいやがっている記述がたくさんあるけど、なんとなく分かる。
  • 大学の先生とかに社会貢献しろ、というのがあるけど。
  • 研究教育活動を以て、社会に貢献しているじゃないか、って思う。
  • そもそも研究自体はすぐにやくにたつとは限らないし。
  • まあ、巨額の金を使う場合には、それなりに成果は要求されると思うけどさ。
  • あと、すぐに役に立つというか、儲かるようなことは企業がやればいいじゃないか、って思ったりする。
  • 基礎研究は、たくさんの種をまいて、芽をたくさん出すことが大事だと思う。その芽の中で役に立ちそうなものを育てるのが企業の仕事なのではないかと。
  • もちろん、完全に分けて考えられるわけじゃないのだけど。
  • しかし、まあ、金を稼げ、とかすぐに役に立つことをしろ、というのが社会の要請であるなら、そっちの方向に流されることもあるかもしれないな。
  • まあ、大学の先生達に、そんなこと言ってもすぐには無理だろうね。リストラを断行し、2/3くらいは先生を辞めさせないと無理じゃないかな。
  • 大学というのは、知的センターとしての役割を担っていくのが今の社会でも受け入れやすい妥協案なんじゃないかと思うんだけど。学問に関わることの万-相談所みたいな。
  • 大学のあるべき姿、というのは私自身もあんまりよくわかんない。
  • ただ、なんか文科省が押しつけてくるのはへんな気がするんだよね。地に足が付いていないというか。予算を申請するためだけに実現可能性を考えないで-言っている気がする。
  • 理念は分からなくもないのだよね。留学生を増やすのは悪い事じゃないとは思うよ。国際交流にもつながるし。
  • でも、方法に関して、どうなのかな〜と思うことが多かったりする。
  • 「内実なんてどうでもよくて、表層的な体裁がとれていればいい」みたいな考えは大っ嫌いだ。
  • 文科省に文句を言っているつもりが、なんか日本のお役所に対する文句になってきたような気がする。これくらいにしておこう。
  • 引っ越しの為に部屋を整理中。現在、床が30パーセントくらい露出しています。
  • 姉様に言われて、空気清浄機を今年の1月くらいに買った。フィルタが多層的になっていて、一番外のフィルタは2週間に1回掃除する。内側のフィルタは1年に1回程度交換する・・・ということらしい。
  • ちょっと気になって、1年に1回程度交換すればいい方のフィルタを見てみたのだが、大変汚れていた。というわけで、交換することにした。
  • しかし、なんというか、これまでは空気清浄機なんてなかったわけで、そういうほこりっぽい中で暮らしていたんだな〜と思うのだった。
  • お料理とかすると、臭いのセンサーが働いたりするし、なんかいろいろ高機能だ。
  • 私が使っているノートパソコンは、二度もファンがやられて修理する必要があったのだけど、この埃のせいだったのかもしれない。
  • ダンボールをまたもらって来なきゃ。
  • 電磁気学のマクスウェル方程式には、微分形と積分形があるわけです。
  • まあ、だいたい両方とも同じ意味だよね、なんて思っていたわけなんですが。
  • 実は異なる意味を表しているらしいんですね。
  • そんなこと学部の授業で習ったかなあ。記憶にないのだけど。まあ、私はお世辞にも優秀な学生じゃなかったので聞き逃していたのかもしれない。
  • 「The Unravelling of the Real 3D mandelbulb Fractal」 http://www.skytopia.com/project/fractal/mandelbulb.html 不気味だけど美しい。
  • 例の電磁気学の本をちょこちょこ読んでいる。なんか、読んでいるといろいろそわそわする。
  • 3章は一応終わり。次を読むのはいつになるか。時間ができたらね。よくわかんないのだけど、この本には独特のおもしろさがある気がする。
  • 昔からの宗教で、男女差別のないものってあったかな?
  • 学生さんの修士論文の修正をしている。英文法の細かいところはよくわかんないので、論理がおかしくないかとか、体裁が変じゃないかとか、そういうのしか見てないけど。
  • 論文の構成は、案外個性が出るものかもしれないな。・・・というか、本当は、そういうところもいじりたくなる欲求があるんだけど、それをしだすときりがないというか、誰が書いた論文か分からなくなるし。
  • いつも言っていることかもしれないけど、人に教えなければいけないという状況は、私に学ぶことを強いるな。
  • 漠然と分かっているつもりになっていることが多い。そういうことに関して、論理や前例を用いて、相手を説得したり相手に納得してもらったりしなければいけないのだから、もう一度意味を考え直さないといけなかったりする。
  • Introductionにおいては、この分野への導入(分野の位置づけとか背景とか。基本的な知識も入れたきゃ入れる) 及び論文全体の構成に関して言及が必要。
  • previous researchで一章作るのなら、その最後のセクションにpurpose of studyを入れたいかな。まあ、場合によるかな。
  • 統計力学も熱力学も量子力学もきちんと勉強していないのに、物性物理を学ぼうなんて思った学部4年生の頃や修士の頃の私は無謀だったと思う。
  • まあ、そういうのは、言い換えれば、いろいろな人に迷惑をかけてしまったな〜、って事でもある。
  • だから、私には、ちょっと学生の人に甘いかな?って言う所もあるかも。もう少し、私ががんばって勉強していたら、もっときついことを言っていると思うな。いいから、もっと勉強しろ、とかそういう感じ。
  • ポール・グレアム「私たちが投資したいベンチャーのアイデア」 http://d.hatena.ne.jp/lionfan/201002271267254281 これは、面白い。世の中便利になったけど、まだまだいろいろ面白いことができる余地がある。
  • エジプトの人で、イスラム教なので、Acknowledgmentsに神様への感謝が述べてある。
  • そういえば、実験中にもお祈りタイムでいなくなったりしたこともあったな〜。
  • チェック終了。とりあえず修正してもらって、あと一回くらい見たほうがいいかな。
  • 「有限リソースの教え」http://www.annie.ne.jp/~hachi/aketekure/finiteResource.html によると、「13.相手を見くびってはならない。全力で生きていない人間はいない。」とある。
  • X-bandのいい加減マニュアルを作った。早く作っておけばもっと楽が出来たのにな〜。共同研究者の人とかが。・・・まあ、特に私が楽になるはずだった。
  • 『四季』(森博嗣)に、"意志の存在とはネットワークの成長にのみ顕在化する、という単純な予想は、未だに覆されてはいない。"という文章がある。
  • 研究室で、引っ越し準備中。なんか凄い荷物が多い。四年前に比べて本もかなり増えたしな。
  • 専門用語が多いのは難しいのかな。特化されていれば逆に認識率は上がりそうだけど。
  • ダニエル・ピンク 「やる気に関する驚きの科学」 http://www.ted.com/talks/lang/jpn/dan_pink_on_motivation.html 面白い。
  • 最初は駄目かと思ったけど、なかなか面白い結果になりそうだ。
  • 理屈はこれから考えなければいけないけど、面白い結果であるという予感はする。
  • なんか最近、学生さんの為の実験が多かったから、自分の為の実験が凄い楽しい。
  • 修士論文とかが終わって、もっと研究をやりたい、って言う人と、もう二度と研究なんかやりたくない、って言う人との差は何だろうか?
  • テーマとの相性というのはもちろん大事だけど。
  • やる気の明らかにない学生なんて大学院に入学させちゃ駄目だろう、って思うこともある。
  • でも、思わぬ才能が開花することもないわけではないからなあ。
  • とりあえず、多めに学生をとって、その中で使えるやつをきちんと育てる、という感じなのかもしれない。
  • 死後、記憶がまったく保持されなくても生まれかわりたいものかな。というか、何を以て生まれかわったというのか。
  • 自分と同じ遺伝子を持った存在を作るくらいなら技術的に出来そうだ。自分がもし事故や病気などで、子供をつくれなくなったら、クローンをつくることを望むだろうか?
  • 黒田硫黄『セクシーボイスアンドロボ』で「意志ではなく才能が行く道を選ぶ」という台詞があったのをたまに思い出す。
  • 私が歩いている道は? 昔は意志で選んでいるつもりだったんだけどな。
  • 才能とか素質とか特質とか言う言葉よりも、気性や気質という言葉のほうが個人的にしっくり来るかな。
  • 私のある種の性質が、研究という道へ私を導いたと思う。
  • 研究者としての能力が優れているという自負があるわけじゃない。
  • というか、能力のなさに悩むことは意味がないけど、悩んでばかりだし。
  • 気がついたら選択肢がない。
  • 選択肢に気がつかない振りをしているだけかもしれないけど。
  • 惰性に過ぎないのかもしれないけど。
  • 私の気質って何か?って言われると「ぐうたら」というか「怠け者」という感じ。
  • ぐうたらすることを目指しているけど、心地よくぐうたらしたり怠けたりするにはいろいろお膳立てや下準備が必要だったりする。
  • 合理化や効率化や最適化をめざしつつ、でも冗長性も考慮しつつ怠けるために、時に一生懸命になったりすることもある。
  • ・・・なんか何を言いたいのか分からなくなってきたのでこの辺で。
  • 田崎晴明『数学:物理を学び楽しむために』http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/mathbook/ 加筆修正が行われたらしい。600ページ越えてる。
  • 私ができる社会貢献って何があるのかな。
  • 社会にとって意味があることで働き、それから自らが生きていくための糧を得ている、というのである意味社会貢献をしているとは言える。
  • 社会貢献じゃなくて、投資という言葉だとまた意味合いが異なるな。私は何に投資しているかな。
  • 衣食住や最低限の交際費以外のものに対して使っている、お金・時間・労力などのリソースはどんなものがあげられるだろう。
  • 基本的に、私は研究とか勉強のため、という理由でいろいろ私の自由になるリソースを使うことが多い。
  • マンガや小説や画集や「給料をもらっている研究に関係ない学術書」を買うのも、学ぶためということになっている。傍から見れば、だだの娯楽でしょ、と思われるかもしれないけど。
  • 世の中の多くの人が困っているのに、何かちょっとでもいいから貢献できないかな?と思うことが私みたいな人でも思うことはある。
  • NPOとかにお金を援助するのも有りだろうし、具体的に自分の身体と頭を動かして活動するのも有りなのだろう。
  • ただ、なんというか、私は、研究教育活動を通して社会に貢献できたらいいな、って考えている。
  • 何かに貢献したいって思っても、無能であればたいしたことができない。だから、自分の能力の向上と、他者の能力の向上を考えつつ、お金とか時間とか労力を使っている、・・・つもり。
  • とりあえず、今まで四年間は研究教育活動を続けることによって糧を得ることが出来たけど、数年後の事はあんまり分からない。
  • 自由にテーマを選ぶ、というのはなかなか私程度の研究者では難しい。やりたい事はあるけど、科研費が通らないのだよな〜
  • 森博嗣『創るセンス 工作の思考』読み中。面白い。いまさらだけど、自分に工作力がないな、って思う
  • 荒木飛呂彦『STEEL BALL RUN vol.20』読了。何が起こっているかわかりにくいです。発想がSFな感じが良いです。
  • 新しい知識を作らないと研究者として給料はもらえない。だから、新しいことをいつも探している。
  • でも、みんなが当たり前としていることの根拠を探るのもなかなか楽しい。それは、どこかで誰かが既に理解したことだとしても。
  • ドクターをとるまで、とにかくがむしゃらに新しいことを見つけないといけない、って思っていたとは思う。私の努力は、はたからみたらたいしたことはないと今では思うけど。
  • 新しいことをとにかくみつけなくちゃいけない、という思いもあるのだけど、今まで当たり前として使っていた前提をもう少し丁寧に考えてみたいな、って思う。それと、なんかよくわかんないけど実験データと合う理論式とかの意味ももう少しがんばって理解してみたいと思ってもいる。
  • 気軽に相談に乗ってくれるディスカッション相手がとっても重要であることがよくわかった。そういう人を新しい職場では積極的に探していこうと思う。まあ、別に同じ職場でなくても良いのだけど。今は、いろいろコミュニケーション手段が発達しているわけだし。
  • 当然かもしれないけど、他者を巻き込むには力が必要だ。何らかの形の実績があればさらに、いろいろやりやすい。
  • 「理解する」とは、どういうことか、ってたまに考えたりする。なんらかの既存のモデルに帰着させることを以て、理解とすることもあるし、新しいモデルを創ることにより理解したとみなすこともある。
  • 自分が知っているモデルのみに固執し、新しいモデルを知ることや創ることを厭う性質は私にも合ったりする。研究をしていると、そういうのにいつもぶつかっている気がする。
  • まだ、研究室にたくさん荷物が残っているので、そっちの業者も決めなきゃ。小型・中型段ボールが20個くらい。
  • データの引き継ぎのために、いろいろ整理しなくちゃいけないことがたくさんあるんだけど、全然進んでいない。4〜5月くらいになんとかしないとねえ。
  • 明日、明後日は、福井で引っ越し作業をする予定。
  • 「これが私のあり方だから」と言われたら反論するのは難しいけど、同様の仕方で返すことができる。返す方にはそれなりに気合いがいるけど。
  • 「あなたのあり方をあなたが採るのはいいけど、私がそれを採り得ないことも了承してくれるよね。だって、私たちに共通する要素で伝えようとしたのではなく、共通し得ない要素を持って伝えようとしたのだから」って感じになるのかな。
  • 「私のあり方」って言葉を使ってしまうと、「お前にはわかんねぇー」ってことになるから、コミュニケーションを諦めているという気もしないでもない。
  • でも、「私のあり方だから」は「お願いだから分かって下さい」という感じの懇願でもあるから、そんなに簡単に否定の言葉で返せないこともある。
  • コミュニケーションというのは、この「わかって、お願い」にかなり依存している気がする。
  • 信頼関係や共通基盤があるから、この「わかって、お願い」を使うことが出来るのに、そういうのがないのに、ともかく理解してよ、って言われても困る。
  • 量子効果と多体効果によって生じる非自明な現象の解明というのが固体物理学や物性論と呼ばれるもののテーマと言える。素粒子や原子核物理などに比べ、低エネルギー領域のものを扱うことが多い。
  • だから、遊びで、低レベルの研究をしてます、とか言ってみたりする。
  • 「テーマと言える」と言うと言い過ぎか。まあ、「そういう側面もある」くらいが妥当か。
  • あと、物理学って言うと、4次元とか5次元とか11次元とか高次元な話がなんとなく有名かもしれません。でも、私が興味を持っている分野は、空間次元としては、1次元や2次元などの低次元系を扱っています。
  • 低次元になると、量子効果や多体効果の不思議な面が顕著に現れます。そこらへんがおもしろいところです。 1:03 AM Mar 25th webから。
  • 無理に実用に絡めるのはあんまり好きじゃないけど、多くの光・電子デバイスは小型化が進み、ナノテクノロジーでは、量子効果が無視できなくなってくるわけで、そういう意味においても研究する価値があるでしょう。
  • まとめると、低(エネルギー)レベルで、低次元な研究はなかなかおもしろいと、私は思っています。
  • そんな物性物理の中でも、磁性体、もうしくはスピン系というものに興味を持っています。特に量子性が至る所で顔を出す、量子スピン系と言う分野を研究しています。
  • ・・・こういう説明は、なんか難しいや。続きの内容はこっちに書いたもの「量子スピン系のモデルいろいろ」 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20091106/p2
  • 量子的な一次元系は古典的な二次元系にマッピングできて、虚時間方向で積分したりする必要があったりする。 Subir Sachdev『Quantum Phase Transitions』に書いてあった。確か。
  • つーか、こんな本を自主輪講で選んではあかんな。難しいから。関係者の皆さんには迷惑をかけたと思います。ごめんなさい。
  • 福井市は車がないときついかも。さんざんいろんな人に言われたんだけど、たしかにそう思えてきた。
  • 駐車場の料金は安いし(神戸に比べて)、道もすごい広いし(神戸に比べて)、買いやすい環境ではあるよなあ。
  • というか、いちいち買い物に行くのに、徒歩だとちょっとつらい。市内をはしる電車は30分に一本とかしかこないし。
  • 自転車や原付でもいいかもしれないが。
  • 遊びに使う事を考えなければ、タクシーを毎回使った方が安くつくのだと思ったりする。
  • 職場の近くにそこそこ大きなスーパーがあった。ホームセンターもあるみたい。あそこで当分必要な物はそろえるかな。
  • 新しい職場から公式の通知書というか辞令が出るのが4月1日というのはどうなんだろうか。本当に職があるのか、ちょっと心配だったりする。内定しました、とかそういう書類を作ってくれても良いと思うんだけどな。
  • List of Publications http://extreme.phys.sci.kobe-u.ac.jp/extreme/staffs/fujisawa/list.html First authorのものが少なすぎだ。がんばって論文を書かないとな。
  • 雑感512-2010.3.24「クロマグロの禁輸問題」http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/zak511_515.htmlzakkan512 「日本人が、環境問題に向き合うことを避けたいという気持ち、それを反映していると思う。」 そうかも。
  • 面白い考察だと思った。
  • 英語に自動翻訳しやすい日本語を書くことは出来ないだろうか?そういう訓練みたいなのはできないかな。
  • 久しぶりに銭湯に行った。広い湯船は気持ちよい。なんか凄いゆったりした気分になった。
  • 4年間近く、神戸市灘区に住んでいました。灘区と言えば、○○組がありますね。関係あるかどうか知りませんが、銭湯で、腕に刺青をある人を見かけたり。
  • 前に銭湯に行ったときは背中に刺青を入れた人を見かけたなあ。
  • 1回の入浴で410円か。1週間に1回くらい行ってもいいかも。・・・まあ、もう神戸から離れるんだけど。
  • 引越準備中。いろいろいらないものを捨てている。
  • 「「経済学者は進化理論家から何を学べるだろうか」(Paul Krugman講演録)が面白かった」http://saiyu.cocolog-nifty.com/zug/2006/09/post_9f83.html
  • 個別科学(という呼び方がよいかわからないけど、数学とか物理とか化学とか生物学とかいろいろ) を何かひとつ学んだあとに、他の個別科学においても、同様な手法や思考を読み取れることがある。
  • 組織における打ち上げのタイミングというものが、私がじっくり丁寧に問題を考え直したいタイミングと一緒になるので困る。
  • 「仕上がった」と思ったちょっと後に、「でも、まてよ〜」って考えないといけない場面がけっこうある。
  • メアリ・シェリー、訳:森下弓子『フランケンシュタイン』を最近読んでいる。ホラーかと思ったら、なんかSFっぽいです。あと、なんか良い文章が多い。
  • 『フランケンシュタイン』は、主人公が科学者だ。共感するところもあるし、共感できないところもあるし。
  • 『フランケンシュタイン』に出てくる「怪物」がこんなに聡明な存在だとは思わなかった。ホラーというよりも悲劇っぽい。・・・まだ読み中。だいたい半分くらいは読んだかな。
  • 理系素養がある人の方が、数学を使えるから、私的にはイメージを伝えやすいって思うことはあるけど。
  • お互いを尊敬し合う気持ちが大事なんじゃないかなあ。
  • 一緒に何かをする上で、反発し合うところもあると思うけど。価値観や能力に対するある程度の信頼があることが前提なのではないかと。
  • 初めて会う人の外見を観察する場合がある。動きやすさとかを考えているかな?ってことを見たりする。
  • 「分断統治と知的従属」 http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2010/04/post_3039-1.html に「カイロのアル-アハラム研究センターによると、アメリカ占領後、最初の18ヶ月間に、310人以上のイラク人科学者が抹殺」ってある。
  • 『アメリカン・ドリームという悪夢―建国神話の偽善と二つの原罪』(藤永茂)を買うことにした。
  • 正しいとか間違っているとかじゃなくて、創らなくちゃいけないんだっけ。
  • 学生があんまり物をしらないように、先生だって完璧なわけじゃない。だから、いろいろ協力して、意味があるもの・価値があるもの・役に立つものを探して試行錯誤するものなんだと思う。
  • 「自分が異性だったらこうありたい」というのと、「自分の好きな異性のタイプ」というのとはどれくらい乖離している?
  • アンドリュー・パーカー『眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く』 。いちいち面白くて困る(←嘘。別に困ってはいない)。こういうのが良い研究だよなあ。私もがんばろう。
  • 魚の銀色は構造色か。そういうのを考えたことなかったなあ。まあ、それはなるほど〜なんだけど。まさかレイヤーになっていて表面から内側になるにつれて、青緑赤みたいに反射する色が違って、それが重ね合わさって銀色に見えているなんて。すばらしすぎる。
  • そういえば、ハトの首のところも構造色だったような気がする。最初に構造色が生物で使われているって知ったのは、私の場合はモルフォチョウだったかな。
  • 回折格子を使った実験TAをやったことがあったけど、そういう知識があれば、もう少し学生におもしろがってもらえたかもなあ。
  • 高校生で習う初等的な物理学の知識だけでも、身の回りの事がいろいろ説明できるんだよな、って思う。
  • 洞窟の中にいる魚が白かったり、ピンクだったりする理由。深海に赤い魚がいる理由。すごいエキサイティングな内容だ。大事に読もう。
  • 『目の誕生』おもしろいなあ。なんというか、物理やっていて良かったなー、って感じるのはこういう時かも。あと、この本を読んでちょっぴり後悔しているのは、生物学を大学時代に勉強しなかったこと。
  • アラン・ソーカル、ジャン・ブリクモン『「知」の欺瞞 ポストモダン思想における科学の濫用』のp.88「実はニュートン力学だけからでは、たいした予言は導けない。実際、きわめて多様な運動がニュートン力学の範囲で"許される"し、天体の質量についての適切な仮定を設けると、それらの運動をニュートン力学から"導くこと"が-できる。」とある。ここの強調してあるところがなかなか面白い。
  • ポパーの提案した反証可能性という概念があるのだけど、その反証というのはなかなか難しいんだよ、って事が先ほど引用したものの後に書いてある。
  • 「レポート+ディスカッション」で、評価すれば比較的きちんと評価できる気がする。
  • えっと、でもきっと、そういうリソースはないのだろうね。
  • 最近、任期付きの職というのが、気が楽になってきた。こんなんじゃ本当は駄目なんだけどね。任期なしの人達はきっといろいろ責任を負ってがんばっているんだろうな、って思う。
  • 何はともあれ、『眼の誕生』はおもしろいです。あと二章読めば終わる。自分が如何に、身の周りの不思議に無頓着というか無関心であったかを思い知らされながら読んでいるのでございました。なんというか、科学者名乗るのは恥ずかしく感じてくるよ。
  • 既に知っている物理の知識で十分解釈可能であるにもかかわらず、当たり前だと考えてその原理とかを考えない傾向がきわめて自分に強いと感じました。
  • 例えば、複眼という単語は知っていても、それがどういう仕組みなのかをきちんと考えようとしたこともなかった。
  • 2008年には既に手に入れていたのに、こんなに読むのが遅くなってしまったんだよな。ちょっと反省。とか言いつつ、積んであるおもしろそうな本はたくさんあるのに、また本を買い続けようとする真士さんなのでありました。
  • 『火星の人類学者 脳神経科医と7人の奇妙な患者』(オリバー・サックス)に関する私の感想。 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/searchdiary?word=%B2%D0%C0%B1%A4%CE%BF%CD%CE%E0%B3%D8%BC%D4
  • 私、自分の事を、科学者だと思っていないし。「科学者じゃないもん、研究者だもん」
  • なるようになる、って何もいっていないのと同じ。私は生き残るように努力して、なるようになった世界を眺めてみたいと思う。