「なにか文章でも書く?」 (『にびねこらむ』 No. 1)

 2016年に結婚して以降、趣味で書く文章が減った。Twitter等で書くのは短文だし、もうちょっと長めの文章を書いても良い気がする。800文字~1000文字程度で、毎週なにか書いていくと、そのときそのときの、考えていることや気持ちなどが残って良いかもしれない。
 文章は、読者を想定して書くものだと思う。どういう対象に読んで欲しいだろう。そういう具体的な他者を、これを書いているときは思いつかない。今後、書いているときに、伝えたい相手は出てくるかもしれないけれど。とりあえず、「将来の自分が面白いと思いそうなこと」を書いてみようと思う。また、「過去の自分に知っておいて欲しかったこと」を書くのも良いかな。
 脳と言うか心は、ある種の刺激を受けると、スクリプト生成機能のスイッチが入り、頭の中で、延々と言葉を紡ぎ続けてしまう(ことがある)。楽しいことでスイッチが入るのならいいけれど、嫌なことでスイッチが入ると、とても面倒だ。脳のCPUとメモリが、考えたくないことで占有され、日常生活に支障をきたす。この種の症状への対策はいくつかある。例えば、頭の中で自動生成するスクリプトを、紙や電子媒体へ出力するのも一つの手段である。どうしてこれが有効な手段になるかは、ずいぶん昔に考えた気もするが、思い出すにはもう少し時間がかかりそうだ。書いていればいつか思い出す気がする。
 結婚して趣味の文章を書くことが減った、と最初に書いた。たしかに結婚以前に比べ忙しくなったし、自分1人の時間が取りにくくなったというのはある。でも、何か書きたいことがあれば、書くこともできたはずだ。なぜ文章をあまり書かなくなったのだろう。それは書きたいという衝動そのものが、以前より減ったからだと思う。また、昔なら文章にしていたようなことを、配偶者の人に話してしまい、アウトプット欲がすぐに満たされてしまい、文章を書くまでにいたらないのも一つの理由だろう。
 わたしは、趣味の文章を書かない生活に慣れきってしまった。いまさら文章を書くのに頼らなくても良いような気もする。でも、自分がむかし書いた文章を読み返すと、なかなか楽しい。将来の自分のために、少しは今の時間を使って、なにか文章でも書いてみよう、と思ったのだった。

 

 

(次回更新は2024年7月22日予定)

第22回 未来材料セミナー

miraiseminar.sakura.ne.jp

第22回 未来材料セミナー
 2018年に東京大学物性研究所では、1200テスラの磁場発生に成功しました。仮に地磁気が1200テスラだったら、どのような世界になるのでしょうか。磁石ではなかった物質が磁石になるだけでなく、絶縁体が金属に変わることもあります。また、分子の結合の一部が切れてラジカルになり、有機物は全く異なる形状に変わるかもしれません。このような強磁場の世界を考えることは、物質中に隠れている磁場の役割にスポットライトを当て、私たちの物質観を豊かにします。

 今回は強磁場研究の現状について、東京大学物性研究所の松田康弘先生にご講演頂きます。最先端の磁場の研究と、様々なバックグラウンドの参加者の視点が交差することで、「未来材料」へと繋がるコンセプトが生まれることが期待されます。

【日時】2024年6月26日 (水) 16:00 開始

【形式】Zoomを用いたオンライン配信

こんなのがあるそうです。