予算申請関係、没フレーズ集

  • スピンを担うイオンの幾何学的な配置がその物質の磁性と密接に関わることがあります。
  • 一次元のスピン系としてはスピン・パイエルス系物質、Haldane物質、スピン梯子物質、スピンダイヤモンド鎖物質、反強磁性交替ボンド鎖などがあげられます。
  • デルタ鎖とかほかにもたくさんあった気がする。あと、スピンチューブとか?
  • 二次元のスピン系を持つ物質には、直交ダイマー系や歪んだ三角格子系などがある。
  • カゴメ格子とかハニカム(蜂の巣)格子や正方格子もそう。その他にも対称性を崩して良いのならたくさんあるみたい。
  • 三次元ではスピン・ダイマーが三次元的に弱く結合した系なども興味深い物性を示すことがある。
  • 三次元かぁ。パイロクロアとかはおもしろいかな。面心立方とかはフラストレーションをもつからおもしろい時もあるよね。
  • 強磁性秩序の中性子弾性散乱による実験的な証明が最初に行われたのってMnOだっけ?あれも、フラストレーションがあって、反強磁性秩序の形成と同時に格子も歪むんだよね。
  • MnOに関しては、キッテルの『固体物理学入門』にも載っているから、ある程度物性物理をやっている人なら知っていることだと思われる。
  • 試料合成技術の進歩により良質な試料を得ることができるようになったことが、今日の量子スピン系の発展に大いに寄与したことは間違いない。
  • また、新しい物性の概念を得るのに、測定技術の進歩は大きく貢献してきた。
  • 極低温、超高圧、超強磁場などの極限環境における実験技術の進歩が、物質が持つ豊かな物性を見出すために必要であった。新奇の量子現象を観測するという目的が、これらの測定技術や試料作成の技術の進歩を促してきたとも言える。


こんな作文を書いていてもお金がもらえるわけがない。だが、どうやればお金がもらえるのかはよく分からない。申請書を書いてもまったくあたらない。壊滅的に実績がないことによるのか、作文が凄いだめなのか。