教育姿勢

http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~watanabe/diary/d200710.html#2007-10-20

教育姿勢は大きく二つに分かれる。一つは「学生のやる気を育て、自主的に学習させて自ら何かを学ぶという姿勢を重視する」というもの。もう一つは「学生に徹底して基礎知識、ノウハウ、定石を叩き込む」というもの。自主学習主義と管理教育主義と呼んでも良い。僕は完全に後者の立場に立つ。

 本来、基礎学力の充実は高校までの役割で、大学は学問の面白さ、奥深さを学ぶところだと思う。しかし高校までの教育がその役割を果たしていない以上、大学でやるしかない。

気になったのでリンク。

私は、前者が好きです。

現時点の私の立場では後者はありえない。卒業・修了とかを決める決定権は私にはないので、そもそも管理なんかできません。義務も責任もない。少なくとも狭義の職責として問われるものではありません。広義の職責はないとはいえませんが。

学生と一緒に実験したり輪講したりするけど、教育者としてではなくて、共同研究者(またはそれに準ずる者)として付き合っていると思います。学生がどう思っているかはしらんが。おそらく、頼りないポスドクだと思っているでしょうね。「自分でなんとかしないと、とても卒業できない。がんばらねば」とか思ってくれればよいですけどね。「この程度でドクターかよ、楽勝」とか思われるとちょっと悲しいですね。自ら高い目標意識をもって欲しいものです。何故、高い目標意識を持って欲しいかって? それは何故でしょうね。うまく説明できない。