ずっと前に書いたメモが出てきたので載せる。
続きを読む「毎日フォーラム・課長補佐時代:文部科学省官房審議官(スポーツ・青少年局担当) 藤原誠(53)」(2011年06月10日)
http://mainichi.jp/feature/news/20110606org00m010031000c.html
第一は、ポスドク1万人計画の立案です。我が国の大学の研究力アップのためには、研究者の流動性を高めることにより、若手研究者が切磋琢磨する環境を整える必要がありました。そこで、大学院博士課程修了後の数年間、毎年約1万人をポスドクという身分で保障し、国がそれを財政援助するという5年計画を立てたのです。しかし、数字を積み上げてもなかなか1万人に達せず、通産省や科学技術庁の担当補佐と一緒にだいぶ苦労して1万人という数字を作りあげた記憶があります。
「無理にでも数字を合わせよう」って感じがするなあ。
この人は、ポスドク問題に関してどう思っているんだろう。
「ある非常勤講師の場合」(勝木渥)
http://pegasus.phys.saga-u.ac.jp/universityissues/part-timer.html
下記でも読めます。
「ある非常勤講師の場合(<シリーズ>"ポスドク"問題 その11)」
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006781904
重ーい話。私はここまでできないよ。
あんまり参考にならない私の与太話は次のリンク先。
→「今の仕事に就いた理由とか」http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20121005/p2
「研究者は家庭を犠牲にすべきなのか」(『BioMedサーカス.com - 医学生物学の総合ポータルサイト』2011年8月11日更新)
http://biomedcircus.com/research_02_03.html
朝から晩まで研究室で実験。仮に実験の予定が少なくてもデータ整理や論文執筆。土日祝日などはもちろんない。しかも年収は300万円前後。ということは今では珍しくない。
「給料が少なくて辛いよね」
「でも、まだ給料が出るだけマシだよ」
「そうかもね、文系ポスドクなんてバイトしてるくらいだし」
「俺たちは好きな研究をして生活できているだけでも幸せだよ」
などという声が深夜のラボのキッチンから聞こえてくるかもしれない。(彼らは呑み屋に行く時間も金もない)
面白い。
いろいろ思ったことを箇条書き。
- わたしは、もう、職業上の研究者ではないが。
- 藤澤さんは相手ができなそうなので結婚しないかも。
- 年収300万円といっても、国民年金や国民健康保険でけっこうけずられるんだよな。博士出て、働き始めてびっくりしたことは、住民税とかよりも国民健康保険が大きかったことだったな。1.5割くらい取るの?ってびっくりした(数値はうろ覚え)。
- ポスドク4年間の間も、特命助教(任期付き)の間も、住居手当は出なかったですね。
- ポスドクの間は月給30万円くらいだったかな。ボーナスはなし。
- 特命助教の時は年収500万円くらいだったと思う。厚生年金や健康保険は出してもらえてた。
- 現在の職場において、わたしは非常勤という立場。でも健康保険や年金を払ってくれるから助かる。今の職場は交通費を払ってくれない。住居手当も無し。
- 昨年度の収入がけっこう多かった(500万くらいだったかな?)。今年度は年俸300万の予定。というわけで、住民税が重くのしかかる。
- これからポスドクとかになるひとは、きちんともらえるお金を考えた方がいいと思うよ。(わたしはあんまり考えなかったけど)。まあ、研究をするという時点で、選べる選択肢は限られているからなあ。複数の所で受け入れ可能であると言われたときに、お金の事を考えると思うんだけど、いろいろな要素があるので詳しい人に聞いた方が良いと言う事ですかね。
- 職場は変わらないけど、近いうちに待遇が変化する可能性があるので、そのときにはまたなんか書くかも。
- わたしを受け入れていただいた上司の方達には感謝してます。念のため。恩は論文書いて返すしかできないので、早く書かないと。