反磁場補正

薄膜垂直だから、4πの効果。さらに、1 emuはだいたい1 Gaussで、T(テスラ)に換算するときは4πx10^{-4}なわけね。

やっとわかった。これでなんとかなりそう。

しかし、ESRの角度変化のデータが少し気になるな。〜依存性は、単純に反磁場の大きさに帰着できそうな気がしてきた。

まあ、これでやる気がでたのでもう少しがんばれる。

やっぱり、理解がすすむから楽しいんだな。たとえ、当たり前のことでも。

【追記】もうちょっと詳しく書くとこんな感じ
「うーん、磁化を磁場に換算するのってどうやるんだろう?教科書にいろいろ書いてあるけど、どうも実感がわかないな。なんというか、そのまま換算していのかな?なんか落とし穴がありそうだよね。電磁気学の単位ってすんごいわかりにくいんだよな(←磁性の研究者としての自覚が皆無な雰囲気だ)。ヒステリシス曲線は保持力に対応するところで縦にまっすぐに伸びるはずだよね。垂直方向だからとりあえず4π*(磁化)を差し引いてみよう。(グラフを見る)。うーん、なんか駄目だな。じゃあ、この10倍。あれ?案外いい感じ?じゃあ、100倍・・・あきらかに駄目。20倍・5倍・・・なんか違うな。12倍・・・おお、かなりいいぞ。11、13,14,15倍は?うーん、あんまりかな。何で12倍がいいの?(・・・しばらく考える)。12倍ってほぼ4π?じゃあ、4πをかけて差し引こう。おー、一番曲線が綺麗というか、もっともらしいぞ。えっと、でも何故4π?教科書の磁化-磁場換算表を見てみよう。あー、cgs-emuに4π*10^{-4}をかけたのがテスラ(T)って書いてあるよ。これですかぁ。だいたい、こういうのって、分かってみると、そのままのことが本に書いてあるんだよね。」

この種の思考を文章化するのはやっぱり難しいな。本当はもっと変な風に考えているような気がします。

理論をきちんと理解する、というより感覚的に使っているだけという悪しき傾向がありますね。

とは言うものの、答えがこれで正しいとか、方向性正しいとかそういう、なんらかの目安があるのとないのとでは、考える労力が全然異なるのですね。

だから、まあ、こういう経路で考えるのも悪くはないとも思えます。

とは言うものの、正攻法を使わない、というのは、私の昔からの欠点の一つではないかと思います。一応反省しておこう。


【追記】磁気測定関係の教科書に正しい事は載っているので、そっちを見た方が良いですよ。