お寺とか神社とか

お寺とか神社とか、木々に囲まれていることが多い。しっとりしていることが多い。私は、無神論者と言ってもよい人だけど、そういう空間が嫌いなわけではない。そういう空間を維持することには敬意をはらっているともいえる。

神聖なる対象に向かおうとする人の気持ちも嫌いなわけではない。(ある時は嫌いになるし、ある時はたいへん恐ろしくなる)

聖なるものに対する畏敬の念とかは、他の人に伝えにくい。聖なるものとは、「通常の個の意志」を超えたものに宿る。

墓地とか霊園とかは、過去に存在した意志を想起させるところがある。私は生きているんだなぁ、って思い返したりする。古い論文を読んだりした時も同種のことを感じる。私は、今、研究しているんだなぁ、って。