「大学の国際化、遅れ気味 外国人教員の採用進まず」

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090105AT1G2601J04012009.html


まぁ、外国人の教員を増やすのはいいとしてさ。(まぁ、これも突っ込むといろいろ問題があるけどさ)


今の日本の大学の待遇がよくないことを外国人の研究者が知っているから少ないのかもしれない。


給料のこともそうだし、教育・研究環境などの問題もありそう。日本語や日本の慣習についてあまり知らない外国人が、日本の社会で仕事をしていくためには、最初にそれなりのバックアップが必要だと思う。


ポスドクとか助教・講師クラスだったら受け入れやすいかもしれないけど。准教授・教授とかになると仕事的に、いろいろ政治力が要求されてきます。資金を得るためだったり、学科・学部・大学の運営に関することなども。意思疎通ができないと始まらないわけであって、その先生に、日本語を堪能になってもらいます? 翻訳する人をつけたりします? それとも大学の事務や文部科学省の関連する人が全員英語で高レベルのコミュニケーションをとることができるようにします?

多大なお金と時間と労力が必要だというのは目に見えるわけなので、雀の涙みたいなお金を出すだけじゃなくて、潤沢な資金を出して欲しいと思います。やる気があるならね。そもそも今の大学は貧乏なわけであって、今の資金だけでなんとかしようとするなら、教育・研究レベルは明らかに下がるでしょうね。そして、空虚な数値目標が達成されたことになって一部の人たちは喜ぶのでしょう。

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関係ないですが、予算的に、小学校・中学校にかけるお金を10倍、高校にかけるお金を5倍、大学にかけるお金を3倍くらいにして欲しいです。これでも、まだ少ないとは思いますが。