5年間 自由な研究環境 京大、若手育成プロジェクト始動

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009091600031&genre=G1&area=K00

京都大は15日、次世代を担う研究者の育成に向け、世界の若手研究者を最長5年間雇用して自由な研究環境を提供する「白眉(はくび)プロジェクト」を本年度から始める、と発表した。中国の故事にちなみ、学内外の有識者でつくる選考委員会「伯楽会議」が、将来世界をリードする人材「白眉」を獲得していく。

「伯楽」を名乗る気概みたいなものは感じました。


「千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず」と言いますね。千里の馬より、伯楽は圧倒的に少ないということをわかっていて名乗るのはかなり自信がないと言えないのではないかと。


白眉かあ。三国時代蜀漢を建国した劉備の家臣の一人の馬良のことですね。諸葛孔明に泣いて斬られてしまう馬謖のお兄さんと言ってもいいけど。



若手研究者支援のことはさておき。

大学の教員って教育のプロってわけじゃないと私は思う。なんというか、自らの背中を見せることができることのほぼ全てなんじゃないかと思ったり。大学や研究室は、学生にとって、「教えてもらう」というような場所ではない。学生があくまでも自発的に学び取るというか、勝手に盗み取るというか、価値のあるものをなんとか抽出していくというか。