研究のおもしろさ

役に立つとか、そんな話ばっかりじゃつまんないよね、本当にさ。

研究のおもしろさを伝えるためには、研究をやってみてみらうしかないかな、って思う。


まあ、通常モードの私は「役に立つよ〜」という言葉を下品に連発してますよ。だって、「おもしろいでしょ?」っていくら言っても、「この物理オタクめ。うるさい。死ね」とか思われるだけだからね。まあ、「就職に役にたつ」とか言って、当面のモチベーションを維持させるのは方便の一つかな、って思います。まあ、ただ、本当に物理を愛してくれるような人を物理から遠ざけてしまうこともあるのかな?って少々の罪悪感もあったりする。

「おまえら、理学部の魂を持っていないのか?」みたいな感じのことを言ったことは一度もありません。「人間の知的能力の限界を使って画期的な概念を見いだすのが理学者たるものの使命だ。役に立つとかは、工学部とかに任せとけ」とかそういうことも言いません。まあ、私が今やっていることって工学部的なことも多いし。工学や農学を蔑んでいるわけでもないです。志向(嗜好)がそもそも違うんだし。工学や農学部の研究者も理学的なことをやっていたりするし、理学の人だって実学的なことをやっている人もいるし。実学と虚学ってわけかたはおもしろいな、って思ったりする。個人的には、断然虚学がおもしろいと思ってはいますが。とは、いうものの、方法論はけっこうかぶっていたりするしね。星の王子さまじゃないけど、どっかに愛しいと感じられるバラが咲いている星を見つけましょうよ。そうすると、その星がどこかにあるはずの夜空はとても美しくなるから。あー、だんだんわけわかんないことを書き出したのでこのへんで終わり。