わかりやすさ

『食のリスク学―氾濫する「安全・安心」をよみとく視点』(中西準子)ISBN:9784535585744でいるとなんか楽しくなってくる。外交とか国防とかの問題もこういう分かりやすい感じで説明して欲しいって思う。

絵やグラフで相関関係や因果関係を示すこと。どれくらいお金がかかるかをオーダー(桁)でいいから数字を出すこと。そうすればわかりやすくなる

政治を見ていると、こういう技術が使われていないことが多い気がする。一次元的な文章だけを見ていると、どうも騙された気分というかしっくり来ないことが私にとって多いのだ。

誰かと議論をする必要があるときに、私は出来るだけ紙に書いて議論するようにしている。ホワイトボードや、コンピュータ上でもいいけど。そうしないと立場の高い人や権力を持つ人が強引に話をねじ曲げるようなことを防ぐのが難しい。

討論能力や議論能力に長けた人と話すときも書くことが話の筋を見失わない助けとなる。

・・・ちょっと嘘をついたかもしれない。

なんというか、私は議論をする目的って、面白い概念を話し相手や自分から引き出すことなんじゃないかと思う。勝ち負けじゃない。強いて言えば、楽しむことが出来たり、自分を成長させることが出来たら勝ちと言っても良い。

私は基本的に研究室内引きこもりと言っても過言ではない人間ではあると思う。でも、かしこい人とお話しすると、なんか知性が発する圧力みたいなのを感じて圧迫されると同時にとっても嬉しくなったりする。