http://homepage3.nifty.com/mogami/diary/d0402.html
から引用。
このように技術的制約が変化したときには前のルールを維持することは難しい。これからも何十年もこの社会のルールの組み替えに伴うごたごたは起き続けるだろう。当然ながら新たなルールは社会の利益を最大化するように設計しなくてはならない。社会の利益とは著作者の利益と利用者の利益の和である。著作者に配慮しすぎては利用の利益が損なわれるし、利用者を自由にしすぎると著作者がひからびて死にかねない。またルール違反を監視しルールを実行するのに必要なコストも考慮に入れなくてはならない。
新しいシステムが最終的にどのようなものになるのかはわからない。しかし新しいシステムを構想することにおいて鍵になるのは、どこがボトルネックであるかを見つけることだろう。
昔、これを読んで面白いと思った。
『デジタル時代の著作権』(野口祐子)
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