感想1 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130608/p2
感想2 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130609/p1
感想3 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130609/p2
感想4 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130609/p3
感想5 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20130609/p6の続き。
ネタバレあり。
とりあえずこれで終わりにしようかと。また思いついたら書くかもしれませんが。
- けっこうキュゥべえ好きです。かなり強い個性をもつキャラ。
- ・・・
- 魔女って意識を持っているのかな? 狂ってしまった感じ? あるいは精神崩壊した感じかな。
- ・・・
- まどかは、ほむらの忠告を無視しまくるわけですが。まどかがほむらの忠告をそのまま信じて、それに従ってしまうような人だったら、ほむらはまどかを好きにならないでしょう。ほむらが守ってあげたいと思わないでしょう。
- 忠告を守るってことは、友達を見殺しにするってことなんだから。まどかは自分を犠牲にしてまで、ほむらを守ってくれるような人。だから、ほむらはまどかを好きになったわけだし。
- そんなまどかが好きで、憧れていて、それに近づきたいって思って、ほむらは何度もやり直したんでしょうし。
- ・・・
- ほむらが何度もやり直したから、まどかはどうしても叶えたい願いを見出すことができた。
- どうしても叶えたい願い事を見つけるというのも、なかなか難しい事だよね。
- それも一つのテーマであると思う。
- ・・・
- まどかが願い事を見つけることができたのは、ほむらの試行錯誤があったから。困難を伴うほむらの過程に意味があったと思える。
- ・・・
- ほむらだけだと決して望みは叶えられない、という側面も面白いと思う。
- ・・・
- ほむらは、「なんで分かってくれないの?」みたいな事を言うけど。自己矛盾は感じていないのかな? そういうのに気がついていない?
- ・・・
- ほむらは、魔法少女になってしまった時点で、すでに一つの願い事を叶えてしまっており、後戻りが聞かない。
- 魔法少女になったあとの振る舞いが、他の人に(とくにまどかに)影響を与え、結果としてほむら自身も救われる。
- ほむらは、まどかに「どうしても叶えたい願い」を結果として与えた(あるいは、気がつかせたとか、見出す手助けをしたとか)。そして、自分自身の生きる目的を再度得ることになる。
- ・・・
- ほむらは、戦う理由というか叶えたい願いがあるわけなんだけど、挫折し掛かっていたわけですね。
- でも、自分の努力とまどかにより願いが叶う。だから、それを糧に、ほむらはいつまでも戦うことができる。まどかが守った世界を守り、もう一度まどかに会うというのが、ほむらの次の願いだろう。
- ・・・
- まどかが「もう一度ほむらちゃんとも会える」と言うのは、ほむらが倒れたときに会えるってことかなぁ。
- ・・・
- 「働く事」「自己実現」「誰かの役に立つ」「生き抜く・生きのびること」「承認欲求」「理解してもらいたい」「自分の努力に意味があって欲しい」「救われたい」とかこういう言葉をいろいろ思い出す。
- ・・・
- 魔法がある世界において、「エネルギー」「熱力学第二法則」「相転移」とかそこらへんの言葉が出てくるのも面白いですよね。
- 私だったら、「希望から絶望への相転移からエネルギーが〜」ではなく、活性化エネルギーを極端に下げる特殊な触媒が得られるとかにするかな。熱力学第二法則を破るのには、物理屋さんとしては抵抗があるし。
- 魔法がある世界という前提はあるのでなんでもいいとは思いますが。
- でも、キュゥべえは超テクノロジーをもった宇宙人と見なすこともできるわけで、SFと見なしたいという欲求もあるのですね。SFだとするなら、熱力学第二法則は破らないで欲しいなって思うわけです。
- 物理法則は、我々が観測できる範囲のものを説明することができればいいわけです。フィクションでは世界が拡張されているわけで、第二法則をやぶるようなこともあり得て良いのです。
- そもそもエネルギーの定義が違うかもしれないですし。
- ・・・
- 本にしろ、動画にしろ。作品の中身が、「作品タイトルに対応しているか?」「タイトルを支えているか?」が気になる。
- タイトルの意味が分からない作品というのも世の中にはある。
- 視聴者が当初想定する「魔法少女」という言葉の意味。作中において、キュゥべえが明かす「魔法少女」という言葉の隠された意味。まどか達にとっての「魔法少女」という言葉の意味。
- 本作品において。作品の中身は、「タイトルに対応している」「タイトルを支えている」と思うのでした。