直接遷移の起源、そしてDMとかgテンソルの交代とか

自分の研究、というわけではないのですが、今書いている論文に関係ないわけでもないし、気になるので少しメモを書いておく。

禁制である直接遷移が見えるのは、DM相互作用とか、gテンソルの交代とかがあるから。

で、KCuCl3なんですが、降りてくるモードが何で分裂しているのでしょうね。私の仮説(というか仮説以前な気もするが)は、だめそうだなぁ。磁場中で、磁気的に異なるサイトが二つあって、その起源は(むにゃむにゃ)。

局在トリプレットや、孤立したスピンなどによって、近傍にあるシングレットダイマーのギャップの大きさが変化するというモデルでなんとか説明できないかなぁ、って思うのだけど。

SrCu2(BO3)2のスピントリプレットの超格子構造にしろ、TlCuCl3のトリプレットのBECにしろ、・・・(略)。

格子のゆがみとかは何らかの裏づけがない限り、軽々しく持ち出したくないしなぁ。