黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 作者: 小野不由美,山田章博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05/15
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黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 作者: 小野不由美,山田章博
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/05/15
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再読。はぅっ。やっぱり面白いのでした。
中高生向けライトノベル。読書好きな小学校高学年でもOKでしょう。
心の拠所に関する話かも。テーマも良いし、構成も凝っているし。
こういうのをみると、私は小説は書けない、って思うのでした。
浩瀚の台詞。
「結局のところ、その人物の為人(ひととなり)の問題でございますよ。そしてそれは、その者がいかにふるまい、生きているかにかかっているのです。常にそれを問われている。必ず誰かが見ているのですから。そして信ずるに足るものであれば、喜んでその行為に報います。」
戴麒の台詞。
「天を当てにしてどうします? 助けを期待してよいのは、それに所有され庇護される者だけでしょう。戴の民はいつから、天のものになったのですか?」
戴麒の台詞。
「そもそも自らの手で支えることのできるものを、我と呼ぶのではないんでしょうか。ここで戴を支えることができなければ、そのために具体的に何ひとつできず、しないのであれば、僕たちは永遠に戴を我が国と呼ぶ資格を失います」