マンゴーラッシーとデラックスフルーツパフェ

25歳以下は読まないでね。

○○を始めて知ったのは××年の夏だった思う。大学図書館に付属するカフェで○○を見かけた。熱心に本を読んでいる。目の前においてあるコーヒーはほとんど口をつけられていないようであったが、気温程度の温度にまで下がっているようだ。カップの横に緑のフレームのメガネが置いてある。本を読むときはメガネをはずしているみたいだ。


広い店内に客は数人。私は○○の顔が見える位置に座った。別に○○を意識したわけではない。店内全体が見渡せる場所、後ろに人がいない場所を私は好む傾向があって、たまたまその位置から○○が見えただけだ。


テーブルは光沢がなく黒くて四角い。ソファは黒い革張りでそこそこの硬さが私にあっている。ウェイトレスが注文をとりにきたので、とりあえずマンゴーラッシーと、デラックスフルーツパフェを注文する。こんな注文する私も私だが、そんなメニューがある図書館付属カフェもカフェだと思う。私はディパックからノートと黒いペンを取り出し、今日の講義を聞いていたときに生じた疑問について考えるためにノートに文字や数式、矢印などをさらさら書き始めた。


注文していたものがきたので、私は思考を中断し、早速デラックスなんたらを食べ始める。甘いものがあれば、つかの間の幸せが手に入る。ふと○○を見ると、やっぱり本を読んでいた。別に相手に深い興味を持っていたわけでもなかったので、目を逸らそうとした瞬間、そうたぶん偶然、○○はこちらを向いて、少し微笑み、冷め切ったおそらく苦いコーヒーを少しだけ口に含んだ。私の心の中にはてなマークが一瞬浮かんだ。だって、私が彼女を見たのはこれが初めてだし。だけど、すぐに食べることに専念した。デラックスというだけあって(?)パフェを完食するまでに30分近くかかった。甘ったるい口の中を、甘さ控えめな(比較の問題だ)ラッシーで流して私は満たされた気分になる。


この気分をもう少し堪能したら帰ろうかなって思った。そして○○をもう一度眺めた。○○は茶色の長い髪の女性と話している。何時の間に来たのだろうか?○○の真剣な瞳を見たのがそれが最初であった。私はその後、○○と知り合うわけだが、○○のことを××とか△△とかお世辞にも評価できない。ただ、私はその時、その真剣な瞳を見て、不思議な気分になったことを今でも覚えている。


こういう頭使ってない文章ばかり書いていてはいかんなあ。