喪失し続けることでしか生きていることを実感できないみたいに

年齢制限なし。

人の目的って何?
人生の目的って何?
そんなのが決まっている?
進みながら、影響を受けて、
大事なものをみつけて、
大事なものだと信じて、
大事なものだと言い張って、
大事なものになってしまって、
大事なものに心を奪われて、
大事なものに振り回されて、
大事なものに搾取されて、
大事なものに飲み込まれて、
大事なものだけ残って、自分は消えるのだ。
ナメクジが通った後の跡みたいにどうしようもなく
つまらなく感じるかもしれないね。
あなたなら。
「それが私のありかただから」
という言い訳は卑怯だと思うよ。
でもね、それを私が使う理由だってある。
あなたに、
わざわざ苦労して、
私のことをわかってもらおうなんて
あんまり思っていないということ。
それを優しく言っているだけって、

・・・(短い沈黙)・・・

桃とパイナップルがあったとして、どちらかしか食べることができないとしよう。
私は桃を食べて、あなたはパイナップルを食べた。
「どうして、こっちを食べなかったの?」ってお互いに
なじりあったり、貶しあったり、怒りあうみたいじゃない?
両方食べることができない条件をお互いに知っているくせに。

・・・(長い沈黙)・・・


こんな言葉では騙せないか。
では、もう少し言葉を練りましょうか。
もうすこし、時間を割きましょうか。

・・・(〜の深呼吸)・・・

私の心が何で満たされているか、
あなたに、見せてあげることができればいいのに、って思う。

あなたにとって
つまらなくて
汚らわしくて
おぞましくて
ムカつくようなものでも、
私にとっては
私が生きていることを示すような
絆・繋がりの一つ。

それを切ってしまうことは
私の今までの生を否定すること。
関わりがあるっていうことは、
そう、縁とはそこまで強い力なの。
それは私の信仰に近いかも。
でも、あなたの持っている信仰も、
あなたと同じくらい、
もしかするとあなたよりはずっと、好きなんだよ。
それをわかってくれるかな。