- 作者: 竹内薫,藤井かおり,松野時緒(漫画),松野時緒
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/02/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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物理屋さん的には物足りないかな。専門外の人が読むのはいいかも。
500円というのは安い。物理学の普及には良いかも。
ありがちなストーリィかな。積極的な量子論好き女の子が話しかけてくるというのが不自然というのでなければ。"ねこ耳少女"あいりちゃんは変なボケや突込みが面白いところもあるけど、もう少しネコっぽい感じをアピールして欲しいです。
うーん、やっぱり物足りないな。何が物足りないのかな。そうですね。哲学がないのですよ、哲学が!。雑学的な知識や簡単な概念説明の記述だけじゃ物足りないのです。量子論創成時における意志と意志とのぶつかりあいみたいな熱いドラマが欲しいです。
物足りないというのは期待しているということの現われですよね。なんというかですね、小説とかだと、ちゃんと物理をテーマに面白いことをやっているのがたくさんあるのですよ。
物理関係のボケ&突込みがないのも悲しいです。物理マンガなんだから、物理ネタでボケと突っ込みをして欲しいです。
将来の著述業のために(嘘)、この手のマンガの研究をしておくのも良いかもしれないな。物理関係のマンガを集めるプロジェクトを開始するか。科研費があたったらそういう本も考慮にいれますかね。科研費があたったら、とりあえず30万円分くらい本を買う予定です(←皮算用)。