- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/06
- メディア: 新書
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p.223の真賀田四季の台詞。
「矛盾の壁を乗り越えないかぎり、新しいシステムは生まれない」
は、
『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』(結城浩)ISBN:9784797352962
のp.82
概念拡張時の困難―――それは《飛躍前の停滞》なのだ。
と通ずる物がある。
物理学での例で言うならば、量子力学が誕生する頃も、粒子性と波動性とを併せ持つという困難な問題があったのだよね。
【追記】
『熱力学の基礎』(清水明)ISBN:9784130626095
p.204
筆者は,様々な原理的限界を求めるのが好きだが,とかく原理的限界を示されると,「そこまでしかいかないのか」とがっかりする人が多くて困る.そうではなくて,「画期的なことをするには,原理的限界を示す時に設定した状況の外に出ればよい」という重要なヒントのつもりなのだが・・・。
というのも関わりがあるかもね。
【追記】『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』(結城浩)の感想とか
http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20091226/p4