なんか元気がなくなってきたので例のあれを読むことにした。
http://web.archive.org/web/20040401122730/http://d.hatena.ne.jp/Ririka/
その夜から、4号キャンバスに、描きはじめた。麦わら帽子を目深にかぶった女の子がシャボン玉を吹いてる、絵本にあったのをまねた、少女趣味な構図。
ほぼ完成したのを学校にもっていって、先輩に見てもらった。悲惨だった。まあまあの出来かなとおもってただけに落ち込んだ。
それでほんとうに真剣になった。だれかとの思い出に、なんて感傷と関係なく。
出したい色が出ない。濁ってしまう。ナイフで削ってやりなおす。約束の日まであと1週間。ほとんど眠らなかった。ぜんぜんおもうようにいかない。
絵がかすんで見える。いつのまにか涙を流していた。自分がいなくなって、ほかの人間が描いているようだった。
たぶん、あんな絵は二度と描けないだろう。お礼を言わなくちゃならないのはわたしのほう。(つぎに描いた絵を先生に見せにいったら、「同じ人間が描いたのか?」とあきれて二の句が継げないふうだったよ)
こういうのを私は面白いと思ったりする。
何でかな?何でだろう?
・・・
しばらくこのメモはお休みします。