「[art]ほんのささやかな…」『リリカの仮綴じ』の2004-03-25

なんか元気がなくなってきたので例のあれを読むことにした。


http://web.archive.org/web/20040401122730/http://d.hatena.ne.jp/Ririka/

その夜から、4号キャンバスに、描きはじめた。麦わら帽子を目深にかぶった女の子がシャボン玉を吹いてる、絵本にあったのをまねた、少女趣味な構図。

ほぼ完成したのを学校にもっていって、先輩に見てもらった。悲惨だった。まあまあの出来かなとおもってただけに落ち込んだ。

それでほんとうに真剣になった。だれかとの思い出に、なんて感傷と関係なく。

出したい色が出ない。濁ってしまう。ナイフで削ってやりなおす。約束の日まであと1週間。ほとんど眠らなかった。ぜんぜんおもうようにいかない。

絵がかすんで見える。いつのまにか涙を流していた。自分がいなくなって、ほかの人間が描いているようだった。

たぶん、あんな絵は二度と描けないだろう。お礼を言わなくちゃならないのはわたしのほう。(つぎに描いた絵を先生に見せにいったら、「同じ人間が描いたのか?」とあきれて二の句が継げないふうだったよ)

こういうのを私は面白いと思ったりする。


何でかな?何でだろう?


・・・

しばらくこのメモはお休みします。