- 作者: 大鐘良一,小原健右
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/06/17
- メディア: 新書
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はいはい、買いましたよ。だって、大学時代の(かなり親しい)友達が宇宙飛行士候補10人の中の一人として選ばれているんだよ。買うしかないでしょ。現時点では、その友人の名前は伏せておくね。でも、まあ、わかるだろうけど。
彼には、いろいろ世話になって・・・というような昔話はやめておこう。
本の感想を書きましょう。つーか、読みながら、引用しながら少しずつ書いていくよ。
p.5
「宇宙飛行士」という職業に就く人間は、世界でも数えるほどしかしない、いわば「人類代表」である。そうした、天才とも超人とも思われる宇宙飛行士が選ばれるプロセスそのものへの興味と、想像を絶する激しい競争が見られるのではないかという大きな期待があったからだ。
ふむふむ、そうですね。確かに気になる。
しかし、およそ1年がかりで追い続けた宇宙飛行士選抜試験で我々が目にしたものは、超人が華々しくその天才ぶりを発揮する姿でも、凡人には理解できない難解な試験が繰り広げられる光景でもなかった
ふむふむ。
あえて短い言葉で表現するなら・・・・・・
どんなに苦しい局面でも決してあきらめず、他人を思いやり、その言葉と行動で人を動かす力があるか
その"人間力"を徹底的に調べ上げる試験だったのである。
藤澤さん的には、「人間力」という言葉にひっかかります。でも、それに関しては中身を読んでから判断すれば良い事。この「人間力」というものをこの本でどれだけ支えてくれるのかを楽しみに読みます。(→悪意のある読み方?そうでもないよね)
p.6
「宇宙飛行士選抜試験」で出された数々の課題を、候補者たちがどのように乗り越えていくのか。そのプロセスを見ていくと、必ず"就活"の大学生にとっても、ビジネスマンにとっても、それぞれが抱える課題への活路を見いだすヒントが隠されているはずである。
なんか"就活"とかビジネスマンの課題とか卑近な例になったような気がする。本の帯にも「究極の"就活"で選ばれる資質とは? 大気圏外の環境で求められる"人間力"に迫る!」って書いてあるしね。
別に、就活とかビジネスとかについて、って言わなくても良いじゃない。
きっと「生きていくこと」と関わりがある。ここでは拡大解釈させてもらって次に進もう。
p.12
選抜試験に応募するために、まず必要とされた条件は、「自然科学系の大学を卒業し、実務経験が3年以上であること」である。
そして、963人の応募者。1000人近いのか。その中の10人。
p.19あたり、宇宙飛行士になるリスク。
収入、生活、キャリア、そして命のリスク。
普通の人は躊躇すると思うのだよね。
p.26
宇宙飛行士に、なぜなりたいのか?
うわあ。この質問面白い。
私は、何故物理学の研究者になりたいのか?研究者でありたいのか?それは、おもちゃで遊びたいからだ、
宇宙飛行士とは一体、どのような職業なのか。具体的にはのちの章でで説明していくが、1つ言えるのは、「あこがれ」でやっていける仕事ではないということだ。この当たり前のことを、応募者はどこまで考え、どれだけの覚悟をしているのか。そして、もし宇宙飛行士になった場合、どのようなキャリアを思い描いているのか。
ここらへんも面白いな。そう、自分の職業に当てはめて考えてしまう。
・・・とまあ、こんなペースで書いていると、いつまでたっても終わらない気がしますが。まあ、言葉が心に引っかたら、それについて考えながら書く、読みながら考える、という感じで今回の読書は進めることにします。