『ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験』(大鐘良一、小原健右)の感想2

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)

ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験 (光文社新書)

http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20100706/p1の続き。


p.29

「あなたが考えるリーダーシップとは何ですか?」「これまでの人生で危機的状況に直面したことはありますか?それをどう乗り越えたのですか?」といった"集団を統率する力"、さらには"危機に対応する力"を問うことに、重きを置いていた。

こういう質問されると、けっこううろたえてしまうかも。


待ちの時間が、毛利さん7年、向井さん9年、土井さん12年か。なんか、すごい職業。若田さんは4年待ち。


p.30あたり、研究者、技術者としての役割か。

そして、船長の役割について言及している。日本から船長を出したかったんだね。


p.44に審査方法が書かれている。厳しいな、これ。

そして、p.45。10人が選ばれた。「11人いる!」とがギャグを言いたくなったが自重。(←自重して無いじゃないか!)

第一章の最後の文章。

宇宙という、逃げ場のない特殊な環境にも耐えうる強い精神力。国籍を超えて、誰からも信頼される"人としての能力"。候補者たちが、それぞれの人生を通して培ってきたいわば"人間力"が、徹底的に試されたのだった。

試験を受ける側からすれば、どんなことが評価されているかわからない、というのは本当に大変だろうなって思う。その試験に受かりたいって切実に思えば思うほどに。

でも、逆に気が楽な面もあるのかもしれない。そのままを精一杯出せば良い。正攻法しかない。誰もずるしたり抜け駆けしたりとかそういう事はできないのだから。


続く。
http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20100708/p1