「中南海の憂鬱」(『墨と硯と紙と筆』2010.10.17)

http://info.sousokou.jp/?eid=346610

尖閣諸島問題のあれこれ。

歴史的に見ても、たとえば日本の軍部の大陸における暴走は、現場裁量レベルでの既成事実の積み重ねを、中央政府が追認する形でなし崩しに進んだものである。「現場の裁量」を拡大解釈し、「愛国心」や世論を背景に政府を引きずろうとする手法は、なにも現代の中国に限った話ではない。

ふむふむ。

報道とかを見ていると、「いろいろな国や組織が一枚岩である」と思いすぎているのではないか?と思う事がある。私も詳しく知らないからなんとも言えないんだけど。

思いついたことをメモしておく。

  • 一つの国家が一枚岩であると思わないこと。人口が多ければ、その分だけ分裂している。歴史的経緯によっては、人口が少なくても分裂している。
  • どこかの国と外交を行うときには、その国のトップだけを見るのではなく、別の意見を言う集団を見据えて交渉を行うことが必要。
  • また、自らの国に、「抵抗勢力」とかをでっち上げて、議論を有利に進めることも技術としてある。
  • 外交は信頼の積み重ねがきっと大事。
  • 仲良くしておくことによって、利益がある国とは、きちんと信頼関係を保っておく必要がある。そうすることによって、別の国との交渉で役にたったりする。

国レベルというより、もっと小さな組織や個人レベルでも、上記は有効かも。