『だれが原子をみたか』(江沢洋)

だれが原子をみたか (岩波現代文庫)

だれが原子をみたか (岩波現代文庫)

  • 高校生が、化学・物理を勉強しつつ読むと面白いのではないだろうか。
  • 昔の実験の再現をしているのが面白い。著者が汗水たらし実験しているのがわかる描写が良い。実験計画をして、試してみて、うまくいかないところはいろいろ工夫して乗り切る。
  • 高校生でも、「道具があれば、こういうのならできるかな?」と思わせる感じが良い。
  • 水銀は科学の発達の上で重要な役割を果たしているんだな。
  • このタイトルはすばらしい。
  • 高校の頃の学校から指定された教科書って、「学ぶべき事」が書かれているけど、それだけを使って学ぶのって難しい。
  • 『誰が原子を見たか』は、現代の科学が形成される上での紆余曲折が書いてある。そういう知識を知ると、より深く学べるのではないか。
  • 高校生の頃、電子の素電荷、原子の質量、アボガドロ数とかってどうやって求めるんだろう?って疑問を持っていた気がする。この本は、アボガドロ数の求め方とか、原子の存在とかについて書いてあります。