『統計学を拓いた異才たち』(デイヴィッド・サルツブルグ)

統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫)

統計学を拓いた異才たち(日経ビジネス人文庫)

p.205

1979年、アメリカのペンシルバニア州にあるスリーマイル島原子力発電所で、あわや大惨事となりかねない事故が起きた。原子炉のオペレーターは操作パネルの前で原子炉の経過状態を示す各種のメーターに目を走らせていた。それらは警告ランプだったが、一部が欠陥品だったためにかつて誤作動したことがあった。オペレーターはその事前信念から今回の警告ランプもまた誤作動だろうと思いこんだ。警告ランプとそれに伴う各種メータが原子炉の冷却水が少なくなったことを一貫して示しつづけたにもかかわらず、オペレーターは警告を無視しつづけた。

memo。

警告ランプの誤作動は放置しない方が良いですね。