ウィルソンシールとか

  • 液体ヘリウム容器のトランスファーチューブを差すところは、通常ウィルソンシールというのが使われている。
  • 袋ナットを締めると、中に入っている金具がOリングを締め付け気密を作ることができる。
  • ・・・で、ある液体ヘリウム容器の上についているやつは、構造的な欠陥があるような気がするんだよね。トランスファーチューブを突っ込むと、Oリングを巻き込んでそのままOリングがしたに落ちてしまうと言うか。テーパーのつけ方が変な気がする。なんか用途が違うのかなぁ。センターで液体ヘリウムを入れるのは一手間かかる。
  • 液体ヘリウムを入れにくい容器というのはいくつかって、通常のより10〜20分程度余計に時間がかかる。たいしたことないように見えるけど、1年当たり50回程度入れるとするとけっこうな時間になる。些細な手間を少しずつ減らすようなことをいつも考えている。
  • いつも考えている。いつも考えているから、ヘリウムを回収する気のないユーザーに対して苛立ちを覚えるのかもしれない。まあ、苛立ってもしょうがないんだけど。個々の研究室の中の事には、あまり口を出さない方が良いと最近助言されたり。一般論はユーザーに言ってもいいけど、各論は控えろと。相手のために行動して良くなることもあるかもしれないが、基本はトラブルの原因になるとか。
  • ウィルソンシール部をいじってトランスファーしやすくするなどは、技術的になんとでもできること。そういう技術的な事を考えるのは、気が楽。というか楽しい。
  • 政治的なことって避けては通れない問題だけど、面倒だなぁっていつも思う。