- 作者: 毎日新聞社科学環境部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/15
- メディア: 文庫
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文系出身者と理系出身者の生涯所得の差が、最大で一戸建て一軒分に相当する五000万円になりうることが、約一万五〇〇〇人の大学卒業生を対象にした調査で分かったのだ。
なんか、やる気がなくなる数字ではないでしょうか?
理系の総収入が三億八四00万円、文系の総収入は四億三六00万円で、五二〇〇万円の差が出た。
お金だけで比べてはいけないとは思いますが。・・・ただ、大きな基準ではあるでしょうね。
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「第3章 博士って何?」は、まぁ、あんまり明るくない展望かも。
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「第4章 教育の現場から」
学力低下の問題とか。まず、学力って何?って問題は難しいな、って思う。
学力低下とかが心配なら、夏休みとかそういう長期の休みを全部なくして、子供に勉強させればいいのに。
理系離れが問題っていうなら、せめて、生涯賃金を文系と同程度にしてよ、って思うけどね。5000万円生涯賃金が異なる、って言ったら、理系科目が得意な人だって、文系職につきたいと思う人も多いでしょう。そういう分離格差は社会の仕組み上、そういうふうには絶対帰られないこと?
なんか、最近では、学費まで理系を高くしよう、って動きがあるらしくて、なんだかなぁ、って思ったり。
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学生に、ドクター進学を勧められないっていうのは悲しいかも。
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「第5章 理系カルチャー」
プラネタリウム「メガスター」は、ちょっと気になります。こんど調べてみよう。
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とりあえず第5章まで。半分弱かな。
一気に読まないと、自分と本との差分をうまく記述できないな。パラパラ捲ったり、また長い間放置したりすると、自分の意見が本に近づいたり、「なんかおかしい」って思ったことがどうでもよくなったりする。
違和感があるなぁ、って思っていたのだけど、なんとなくわかった。インタビューとかで得られた、いろいろな人の意見に違和感がある。おそらく、その人の意見自体は一貫しているのだろうけど、ああいう切り取られ方をすると違和感があるのだ。全体像が見えにくいから、その言説がどれだけ信頼できるのかが判断できない。うーん、でも、こういう違和感はある程度許容するべきだし、まとまった意見が読みたければ参考文献を見ればいいのだし。