えーっと、何でこれらの本を読むことになったのかの理由についてはいずれ書くこともあるかもしれません。ないかもしれません。
『七時間目の怪談授業』
- 作者: 藤野恵美,琉暮しお
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/03/15
- メディア: 新書
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小学生4〜5年以上向けかな。大人でもけっこう楽しめます。というか、かなりネタが入ってますよ。棒の手紙とかね。うまく伏線をはりつつうまく纏め上げています。良いテーマを扱っています。というか、主張が正しい。よい小説です。子供にはこういう小説を読んで欲しいですね。
もっと、小さいときに、こういう小説を読みたかったなぁ(←"藤澤さん"はいつもこうことを言っているので気にしないでください)。
『七時間目の占い入門』
- 作者: 藤野恵美,HACCAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/15
- メディア: 新書
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前作ほどインパクトはないけど、しっとりとした良いエンディング。問題はすべて解決したわけではないけど、新たな一歩を主人公は踏み出すことができたわけですし。
『七時間目のUFO研究』
- 作者: 藤野恵美,HACCAN
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: 新書
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前々作や前作に比べて展開がゆっくりかな、と思いつつ、最後には熱い台詞があります。私は人の意志を感じさせる台詞が好きなのです。等身大の台詞で良いのです。
子供に読ませるのはもったいない(うそうそ、さっきも書いたように、子供に読んで欲しいな)。
・・・
どれも、私にとっては短編と思える長さでした。それぞれテーマが明確で良いです。子供にとっては少々複雑かも(と子供を侮ってはいけないですね)しれないけど、シンプルでわかりやすい作りで良いですね。普段、ひねくれ読書をしているせいか(というのは本当はあんまり正しくない)、こういうストレートな(←子供にとっては・・・)表現は好きです。
・・・さて。
おそらく、大人であれば、作品を途中まで読むと、話の流れとかオチがつかめるでしょう。でも、話の流れが読めたからって、その作品がつまらないことにはなりませんよね。
作中での主張は、子供にとってはある意味当たり前って思うことがあるんじゃないかと思います。でも、大人になると、そんな些細な当たり前を多くの人が捨ててしまう気がします。
・・・
もっとべた誉めしたいけど、あんまり誉めすぎると誰も読まなくなりそうなのでやめとこう。あんまり誉めすぎると、「えっ、この程度?」って思われたりするし。でも、けっこう深いですよ〜(←やりすぎだって・・・)。
・・・
作者は1978年生まれか〜。大人向けの小説とかは書いていないのかな?
・・・
えっと、たまに考えますよね。「大事なものはなんだっけ?」って。