- 作者: 藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 単行本
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読了後、適当に思いついたことを箇条書き。
- 彼(彼女)らの「栄光」と「挫折」とはどうも密接に関わっているような気がする。ここでの挫折とは、社会というか周りの環境と折り合いが付かなくなってきた、ということかな。求めるものが得られない、ということかな。素晴らしい業績を残したのに、全然評価されなかったり。
- 名前が残っている時点で、後には評価されているということになるが。当然この数の10倍100倍あるいはもっと、高い業績を上げながら評価されていない人はいるはず。または業績を奪われてしまう人だって少なくないだろう。
- 社会に残るいろいろな偏見は、今も残るものの昔よりだいぶ緩和されてきている。男女差別とか人種・民族差別とか、性的嗜好に対する差別とか、地位・身分・階級による差別、職業による差別などなどなど。
- 好きな人と一緒にいる、ってことだって、当たり前のことじゃない・・・というのはまぁいくつもの物語で語られれることでもあるわけで、私がいまさら言うまでもないか。
- 憲法などで保障される自由や権利の概念は、(略)ってことだったりする。たとえば、呼吸する自由とか、痒いところを掻く自由なんてわざわざ記述されない。
- 社会全体の価値観は、個人の価値観の重みつき総和である。(以下略)
「(略)」部分はもし元気があるときに、書く気が起こったら書くかも。書かない可能性が高いな。別の記述が増えるに従い、私が何を書きたかったか想定できるようになるでしょう、ということにしました。