理解するとは、説明するとは、発表するとは


理解・説明には、まぁ、4つの段階が必要かな、って思います。

  1. まず、どんな現象を考えるか?例えば、りんごが地面に落ちていく現象ということにしましょう。絵にすると良いのですけど、面倒なので略。
  2. 次に、モデル化、定義、過程、近似などが必要です。力Fや質量、速度、加速度、距離などを定義しましょう。重力加速度とかも必要になるかな。絵にすると良いのですけど面倒なので略。そして方程式とかが出てきます。
  3. 次に、その方程式を解いてやります。例えば、(距離)=(重力加速度)(時間)^2/2って書ける。まぁ、他にも関係式はわらわら出てくるけど、そういうのは今は端折る。
  4. 次に、それをグラフにする。縦軸を距離、横軸を時間にしてみる。でも、ここでは図を書くのは略。gとかをいろいろ変えてみて、形がどう変わるかを考えてみても良い。また、横軸を時間の二乗にしても良い。縦軸をlogスケールにしても良い。いろいろ変えてみても良い。微分データを作っても良い。いろいろ弄ってみる。

自分の今、勉強している・研究している分野で、こういうことをちゃんとできますか? もちろん、上記はモデル化というか理解の一形態に過ぎません。場合によっていろいろ違うのです。ただ、その分野の研究にとってスタンダードな考え方というのはあるのではないでしょうか。指導原理というか哲学というか、そういうの。

理解するとはどういうことかって難しいです。勉強・研究することは、「理解するとはどういうことか」を拡張してくれるから面白いですよね。


まぁ、この手のネタは過去に何回か書いたかもしれません。昨日今日明日と修論研究発表であったので改めて書いてみました。