『坂口尚短編集1 午后の風』(坂口尚)

また、ちょろちょろ読んだり。

「野の花」とか良いですね。コマ割りとかが良いのです。24-25の見開きとかへつながるコマ割りが良いです。


「おるごおおる」などは、最初のカラー絵が大変素晴らしいし、46ページの川べりというか土手の表現も大好きだったりする。



「穏やかな日」の扉ページの、水に映った草の表現が良い。陰影の強いコマが多くて印象的。やっぱり詩的な言葉も良い。読み手に風や日差しを感じさせるような言葉をつむぐ。




・・・

詩って何だろう?って思う。


詩の性質とは何だろう?って思う。


どのような性質を持つものを、私は詩と呼ぶのだろうか?


通常の言葉より想起させる力が強いものが詩だろうか?
それだけではない気がする。