『坂口尚短編集4 きずな』(坂口尚)

また、ちょこちょこと読んだり。


「灯 (ともしび)」って話が面白いかな。なんというか、最初に読んだときには、そんなに印象に残らなかったのだけど。

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殺人犯というか脱獄囚が出てくるのは照れ隠しとかではないような気がする。きっと意味がある。

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言葉がとっても詩的というか、詩そのものというか。

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なんというか、この種の叙情性を持ったマンガを描くような人って、坂口尚さんくらいしか私は知らないのだな。

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絵も、面白いのだよな。自分で、現実の複雑で単純で美しくて醜くい世界を見て、自分の中にあるドロドロしたものやサラサラしたものを感じてを、絵を書いている人なのだろうか?

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たまに、書くかもしれないけど、私は意志がみたい、って思う。

または、強い衝動とかでも良い。

もちろん、嫌な意志や、嫌な衝動が見たいわけではなくて、気高いとか透徹した意志ができれば見たい。