『ツチヤ学部長の弁明』(土屋賢二)

ツチヤ学部長の弁明 (講談社文庫)

ツチヤ学部長の弁明 (講談社文庫)

p.32

大学の四年間は貴重です。金になるかどうか、役に立つかどうかといったケチくさいことを考えずに、知りたいことを自由に追求できる夢のような時期です。断言しますが、どんなに勉強しても賢くなりすぎることはありません。教師は勉強を手助けするために存在しています。ですから、学生のみなさんの質問や批判は大歓迎です。いくら質問しても余分に授業料をとることはありません。教師をやりこめるような質問や批判をされることは、教師には大きい喜びです(泣)。

たぶん、学生時代にこれを見ても面白いと私は思っただろう。

こういうことを公の場で言えると言うことは凄いことだと思うように今はなった。