http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20091225/342684/?ST=platform
良い記事。
まず、今あるコンピュータ全体を俯瞰したとき、スーパーコンピュータという名称はほぼなくなっていると認識した方がいい。
そうなのですか。
スパコンが特別なものではなくなってきたのは、2000年ころを境にしている。それまで、スパコンはパソコンと比べて圧倒的に価格性能比が高かった。ところが、ここ10年で逆にパソコンの価格性能比の方がスパコンよりも圧倒的に高くなってしまった。
価格性能比。ふむふむ。
ただ、当初からプロジェクトに賛成する研究者は少なかったと聞いている。
そうなんだ。
私の父親が言っていたことで、本当かどうかわからないけど、ずっと昔のこと。某「春八」も理研の研究者でやりたがっている人なんてほとんどいなかった、とかなんとか。トップダウンだけじゃなくて、ボトムアップも必要、という趣旨の事を組合とかで言い続けたらしいけど、なんかいろいろあったとか言っていたような。そこらへんも、私の父親が理研やめちゃった理由の1つなのかなぁ。よくわかんない。
なんか書いていて、『人民は弱し 官吏は強し』(星新一)ISBN:9784101098166出したよ。これは名著。
父親ついでに少し閑話。
私の父親は加速器屋さんだったらしい。大学の学部を出てすぐに理研に就職したけど、大学院に行けば良かったかなぁ、と少し後悔していたみたい。ちなみに大学での同期になんとM先生が・・・。そういえば、望月先生に講義か演習を習ったことがある、と言っていたような(←大学名はわかるね)。・・・。小型加速器とかも作ったのかな? 大きな箱物作って偉いと思っているのが嫌いみたい。装置を自分で作れないと駄目だとも言っていたような。67歳を越えていると思うんだけど(←親の年齢覚えていないのかよ!1940年生まれくらいだったかなぁ・・・。)、某研究所でまだ働いているのは、高周波に関する技術を買われているからとかなんとか。
閑話休題。
また、スパコンは本来、解決すべき何らかの目的があり、そのためにハードウエアを開発するという流れであるべきだ。しかし、国策スパコンは解決すべき目的が不明確であり、その目的が後になって話し合われていると、関係する研究者仲間たちは話している。
そうだったのか。
だが、目的が不明確なままハード優先でプロジェクトが進んでしまっているのであれば、一部で指摘されている「ITゼネコン」との批判が出るのも仕方がないことだろうと考える。
うーむ。なるほど。
結局予算は通っちゃったけど、目的は明確になったのだろうか。